皆様、ギャンブル依存症問題を考える会は、昨日(2018年3月1日)を持ちまして、公益社団法人となりましたので、ここにご報告申し上げます!
これもひとえに皆様方の応援のおかげです。本当にありがとうございます。
いや~、認定を頂くのに本当に苦労しました~。
丸っと1年かかりました。日付を見たら、昨年の3月15日に内閣府に申請に行っているんです。
これがその時の記念撮影です。
実は、当会を作った時から、いずれは公益法人になりたいな~
と思っておりましたが、昨年「国のギャンブル依存症対策はしっかりやる!と言っても所詮はこんな感じか・・・」と、かなりがっくりも来ていたし、頑張らねば!と自分を奮い立たせている気持ちもありました。
産業側とも、内閣官房とも、もちろんIR推進委員会の方々とも、全く意思疎通が取れないなか、それでもめげずに活動を続けてこれたのは、ひとえに寄付金などで支えてくれた、同じギャンブル依存症の家族の仲間達、また私たち周辺の理解者の皆様方のお陰でした。
なんとか、その恩に報いたいという気持ちもあり、一念発起して申請を決意しました。
何故、この時「やるしかない!」と思ったのか・・・
私たちの活動は皆様ご存知の通り、全く収益などありません。ほぼ100%公益事業と言っても過言ではありません。
ですから公益法人になっても、自分たちの優遇制度というのは殆どないに等しいのですが、公益法人になるとなんと言っても寄付をして下さった方々が、寄付金控除を受けられる!というメリットがあるのです。ですから「応援してくれる方々のためにも頑張ろう!」と思ったのです。
ところがこの公益申請、弁護士さん、司法書士さん、税理士さん、公認会計士さんなどなど、
ありとあらゆる人に相談してみたのですが、相談した方々全員が口を揃えて「こんな小規模な団体ではまず無理!」と口を揃えておっしゃるのです。
でも我々が内閣府に問い合わせたところでは、「内容が基準に合っていれば、規模は関係ない」というお返事だったんですよね。
だから「ダメ」と言われれば言われるほど、「そんなはずない!」と思えて仕方なかったんですよね~。
だから「こうなりゃ自分でやろう!」と思って、申請を決意し、以前からちょこちょここの件を話していた、行政書士さんを巻き込み、政治家の先生にも誰にも忖度をお願いせずに、果敢に挑んでみたわけです(笑)おそらく当会が日本で一番小さな公益法人ではないでしょうか?
申請はとにかく大変でした。
よく公益申請してみたものの、あまりの大変さに取り下げる人も多いと聞きますが、ホントこの気の短い私が、よく取り下げずに頑張ったものだと思います。助けて下さった行政書士さんのお陰です。
また、当会を担当して下さった内閣府の方とは、もう度々バトルになって、(というか私が一方的にイラついてたんですけど)ホントあちらもよく耐えて下さったと、今では、それも少々懐かしい気持ちもします(笑)
今日、そのご担当者から無事認定書を頂いて参りました。
なんか表彰状みたいなのを想像していたら、ただの再生紙のペラ1枚だったのにはびっくり仰天。
ここからがまた新たな始まり!再スタートです。
国の対策推進の後押しに邁進していくことはもちろんですが、国や医療ではできないことを、支援の切れ目がないように、我々もやるべきことを、ますますスキルアップしてやってまいります。
また補足ですが、色々考えた末、また内閣府からもアドバイスを受け、この活動に邁進すべく昨年8月に㈱オフィスRicoは閉鎖致しました。本当に、色々なことがあり、私も大変でしたが、内閣府の担当者さんも、こんなキャラの私に付き合わされ、大変だったと思います。
認定書を頂いた時に
「代表のキャラで認定を差し上げた訳ではありません。これからも国の基準にのっとって運営して下さい」とおっしゃられ、一同、爆笑!こんなこと言われる団体代表者はおそらく私一人でしょう。
本当にその通り、ここから益々大変になりますが、もうここまできたらやるっきゃないです!
皆様、当会も4年目に入り新たなる門出を迎えましたが、これからも益々のご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。いつも応援して下さり本当に有難うございます。
私たちも、益々頑張って参ります。
編集部より:この記事は、公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表、田中紀子氏のブログ「in a family way」の2018年3月1日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「in a family way」をご覧ください。