「畑童貞を貫く。」農家の右腕という新しい働き方

直販率99%!宇都宮の阿部梨園で、公開座談会を行いました。

きっかけは、このクラウドファンディング。
「阿部梨園の100件を超える小さい改善ノウハウを公開するオンライン知恵袋を作りたい」

えっ、企業が自分のノウハウを無料で公開するの?
畑に入らない農家の右腕!?

興味津々。
農家の右腕・佐川友彦さんが大学の先輩ということもあり、メッセージが弾みました。

実際に訪問して感じたのは、
阿部梨園の三代目経営者・阿部さんと右腕・佐川さんがお互いを尊重し、信頼しているということ。

そして、経営者・阿部英生さんの懐の深さ。他人に経営の実情を見せるのは、とーても勇気がいったはず。でも、全て共有して、右腕・佐川さんに任せるからこそ、阿部さんは得意な梨づくりに集中することができました。

逆に、佐川さんは阿部さんの梨づくりへの情熱、技術に敬意を払うとともに、常に新鮮な気持ちで考えるため、敢えて畑に入らないことを心がけているとのこと。

畑童貞を貫いています(笑)。素人の素朴な疑問が改善につながります。

この働き方、関係性がとても印象に残りました。

福祉も介護も医療も教育も、それぞれの専門家はそれぞれの領域で頑張っているのですが、経営はうまくいっていないことも少なくありません。そうしたときに、右腕と二人三脚することで解決することも多いはず。この右腕という働き方。もっともっと広がれば面白いなと思います。

守りながら変えていく!阿部梨園のホームページは、こちら

もっと知りたい!
日本で一番小さな専業農家”風来”のこだわり経営(石川県能美市)
提案者が語る地方創生人材支援制度の狙いとこれから

<井上貴至 プロフィール>

<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち
学生・卒業生への熱いメッセージです!

<井上貴至の提言>
間抜けな行政に、旬の秋刀魚を!


編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2018年3月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。