毎日の生活では、できるだけ現金支払いを避け、カード払いにするようにしています。たとえ毎朝買っているコンビニエンスストアの139円のヨーグルトドリンクであっても、カードで払うようにしています。現金を出すのが面倒なのとポイントが貯まること。そして、全てカードにすれば、カード明細で大まかな生活費がわかる家計簿代わりになるからです。
最近、税金もクレジットカードで払えることを知りました。昨年からは、対象範囲が広がり法人税や所得税もカード払いができるそうです。
ポイントも貯まるし、便利で良いと思いましたが、調べてみるといろいろ問題があります。
まず、支払いの際に手数料が0.76%(プラス消費税)かかります。例えば、100万円の納税の場合8,208円となります。ポイントも税金の支払いの際は、ショッピングなどよりも付与率が悪くなる場合が、ほとんどです。
私が使っているセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカンエキスプレスカード(写真)で支払いをした場合、セゾンマイルクラブ(加入は無料)に申し込むと1000円の利用につき実質合計11.25マイルが貯まります。国内の特典航空券に交換するなら、1マイルは2円(2%還元)として、2.25%還元という計算になります。
上記の100万円の納税のケースでは、ポイントが実質22,500円相当もらえますから、納税手数料8208円を支払ってもお釣りが来ます。しかも納税手数料は経費計上できます。
このような計算はカードによって微妙に異なり、別のカードでは、リボ払いの金額を調整して、さらに還元率を高める裏技もあるようです。自分が使うカードの納税の際の還元率をしっかり確認し、うまくポイントを使えば、手数料を払って納税してもメリットが得られるのです。
納税をカードでする際のもう一つの問題は、納税限度額が1000万円までと言うことです。また、カードの利用限度額の制約もあります。納税は分割払いできないので、納税が大きくなると使えない場合も出てきます。
そんな訳で、利用する上では色々と注意点はありますが、これから税金もクレジットカードで出来る限り払ってみようと思います。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年3月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。