日本人をもっとカッコよく ストリートブランドを立ち上げます

常見 陽平

趣味は、オシャレである。同世代の男性が引くくらい、ファッションにお金を注ぎ込んでいる。昨日もMXテレビ「田村淳の訊きたい放題」に出演したのだが、共演者の鈴木奈々さんからはとても大学教員に見えないと言われた。

そんな私が、ずっと考えていたことがある。ファストファッションを悪く言うつもりはない。これもグローバルビジネスの一つの潮流であり。ファッションのルールを変えているし、雇用も生み出している。世界をオシャレにしているとも言える。もちろん、その生産や販売の体制はどうだ、ファッションを身近にしている一方で価値を下げていないかなどの批判もあるが。

もっとも、サードウェーブコーヒーが生まれ、支持されたように、ファストファッション的な流れに対する抵抗感もあるわけで。さらには、より良いものを着たい、違うものを着たいという衝動もあるわけで。

ふと、10代、20代の頃を思い出してみた。メンノンやPOPEYE、ホットドッグ・プレスに夢中だった日々。ページの向こうに感動と興奮があった。さらに、デビロック、ダイエットブッチャースリムスキンなどにも夢中になり。修斗の格闘家オリジナルTシャツや、ロックTシャツも大好きだった。なんというか、ストリートファッションにワクワクしていた時期があった。

あの頃に比べると、より高いブランドを買うようになったけれど。でも、服を選ぶ、買う、もちろん着るという、あのワクワクを自分自身取り戻したいし、世の中に伝えたいと思ったのだ。


そこで、私は決意した。だったら、私がやろう、と。本当に着たいもの、着てほしいものをつくろう、と。ストリートブランドを立ち上げる。

ブランド名はYOHEI TSUNEMI。まあ、Yohji Yamamotoのように、hを入れるべきか悩んだが、もともとの名前にした。


2015年に若き老害Tシャツをつくり。120枚が完売になった。「120枚かよ」と言う人がいるかもしれないが、バンドTシャツ、格闘家Tシャツなどもここまでつくっていないこともあるわけで。小さな成功だと思っている。

今回は正式にブランドを立ち上げ、リリースする。

第一弾は意識高い系Tシャツだ。これは、くる。いける。1枚3,000円(日本国内は送料込み3,500円)で発売する。6月に発売予定。先行注文してくれた人は希望サイズを必ず確保する。

ネットショッピングサイトもそうだが、3年以内にカフェ兼ショップを都内でオープンするのを目標にしている。提携のショップも開拓する。

このような、主張のある服で、社会現象をつくろうと思う。期待して欲しい。


社畜上等!を夜露死苦。これもTシャツになると思う。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2018年4月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

(追記:2日16時)本記事について常見氏は「エイプリルフール」だったと明らかにされました(次のエントリー)。