「3つのマインドセット」のコペルニクス的転換を!

日本国内では最近、働き方革命がブームになっています。しかし、私は働き方だけではなく、人生デザインのマインドセットを今までの価値観から180度コペルニクス的転換させる必要があると思っています。

例えば、こんなマインドセットの転換です。

1.汗水垂らして、決まった時間に真面目に仕事する
→ できるだけ短時間で、好きな時間に、楽しみながら仕事する

仕事とは毎日決まった時間にオフィスに行って働くというライフスタイルが当たり前だと思っていませんか。しかし、今やできる限り時間と労力を使わないで仕事をし、決まった時間ではなく自分の好きな時間に、楽しみながら自由にやった方が、成果が出る人が増えてきています。

私の場合も、以前会社で仕事をしていた時よりも労働時間は半分以下に減りましたが、収入はそれに反比例するように増え、1ヵ月で以前の1年分の収入以上が稼げるようになりました。

自分の好きな時間に短時間仕事をする。楽しいと思える人とだけ、楽しいと思える仕事をする。その方が収入が増えるのは、世の中の仕組みが変われば、別に不思議なことではないのです。

2.仕事で稼ぐのは美徳だけど、投資で稼ぐのはあぶく銭
→ 仕事で自分が稼ぐより、投資でお金に稼いでもらう

労働による対価よりも、資産運用による収益の方が効率的に得られるというのは、日本だけではなく世界共通です。資産家がより資産を増やし、経済格差が広がっている原因の1つが、資産運用収益が労働収益を上回っているためです。

だから、仕事で成果を上げられなくても、自分の持っている資産に仕事をしてもらえば、仕事よりもっと大きな成果がもたらされます。しかし、そのためにはお金の勉強をしなければなりません。そんな知識を体系的に教えてくれる場所は、日本にはほとんど無いのです。

3.借金はしてはいけない
→ 投資のための借金は積極的に活用する

私も実は「借金=悪」という呪縛に長年囚われていた一人です。実は、借金には良い借金と悪い借金があります。投資のための借金は良い借金、消費のための借金は悪い借金です。

良い借金はした方が良い。これはお金にレバレッジをかけることができ効率的に資産を増やせること、そして将来のインフレリスクに備えることができるからです。

世の中が大きく変わる時代の節目で、今までの常識も変わっていきます。テクノロジーによって世界の価値観が大きく変わっていく中、我々の既存のマインドセットもリセットして、既成概念に囚われず、やるべきこと、やらざるべきことを変えていく必要があるのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年4月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。