クレジットカードにも「価値>価格」の発想が必要だ

私が主宰する資産設計実践会というメンバー制の勉強会(6月から始まる第7期の内容はこちらからご覧ください)の参加者の関心が高いのがクレジットカードであることを知りました。その後2か月間でクレジットカードについて、自分なりに勉強して、新しいカードを3枚追加しました。

最も大きな変化は、今まで使っていた年会費無料のカードをすべて廃止して、年会費よりもメリットのあるカードであれば高い年会費のものの積極的に活用するようにしたことです。「価値>価格」の発想を取り入れることで、今までとまったく異なるカードを使い始めました。

写真の3枚は、最近作ったダイナースプレミアム、アメリカンエキスプレスSPG、そしてアメリカンエキスプレスのビジネスゴールドですが、ダイナースプレミアムは年会費が何と13万円(税別)。他のカードも3万円(税別)と決して安くはありません。しかし、それぞれにその会費よりもメリットがあると判断し、カードの申込をしました。

ちなみにダイナースプレミアムは、招待または紹介でしか入ることができません。知り合いの方に専門の担当者をご紹介いただき、審査にもパスしたので手に入れることができました。

また、アメリカンエキスプレスは招待制ではありませんが、専門デスクの担当者を紹介してもらい、そこからカード申込をすると、ボーナスポイントが変わって、最も大きなメリットが受け取れます。

この手のカードは、どのルートで入会するかによって、付与されるメリットが変わってくるのです。誰に紹介してもらうかが重要です。

クレジットカードを調べ始めてから、私の周りにいる富裕層の人たちがどんなカードを持っているか聞いてみることが増えましたが、上記のカードは保有率が高いことに気が付きました。ある程度の収入があり、カードの利用額が大きい人は高い年会費を払っても、メリットの大きなクレジットカードを保有しているということです。

この3枚にさらに三井住友VISAプラチナを加えると、私なりに考えたベストなクレジットカードのポートフォリオが完成します。それぞれに使うべき順番やルールを決めて計画的に活用して1年間でどんな成果があるか「人体実験」してみるつもりです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年5月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。