不信任案を突きつける大臣を間違えているような気がする

「『安倍暴走列車にブレーキ』茂木大臣の不信任案提出」(テレ朝ニュース)なる見出しが躍っていたので、茂木大臣が本当に暴走したのかしらと思って、記事を読んだのだが、どうも茂木経済再生担当大臣ご本人の言動に問題があるということではないようだ。

「安倍暴走列車」なる言葉は、立憲民主党の辻元国対委員長の記者会見での発言をそのまま借用したもののようだが、安倍総理が暴走しているというのなら内閣不信任案を出すのが筋だろう。
茂木大臣の不信任案を出す理由がどうも釈然としない。

不信任案が可決されるはずもないことを承知のうえでの、単なる審議引き延ばし作戦の一つだということが一目瞭然なので、無所属の会の方々が不信任案の共同提出者に加わらなかったのは、当然と言えば当然のことである。

どうも立憲民主党の辻元さんはやっても殆ど意味のないことにエネルギーを費やしているようだ。

そういう、国民の共感を得られそうにもないことは、早々にお止めになったら如何、と申し上げたいところである。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年5月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。