加計学園としては、この一手しかないはず

加計学園公式サイトより:編集部

ようやく加計学園が表に出てきたようだ。

この調子だと、いよいよ加計幸太郎氏本人が登場する。
1年前に登場していればこんなに大騒動にならなくても済んだかも知れないのに、と思うが、何にしても加計学園なり加計幸太郎氏が本当のことを語ってくれれば、私たち情弱な人間が想像を逞しくしてあれこれ揣摩臆測をする必要がなくなる。

ちょっと加計学園だけを特別扱いして変じゃない、くらいなことは言えるだろうが、それが直ちに法律違反だとか、何らの涜職行為に当たるとは言い切れないだろうから、ある程度の期間が過ぎてしまえば、大体の国民は胸のつかえが取れてこの問題から離れていく。

隠そうとしてきたから追いかけてきた、という傾きもある事柄なので、加計学園の担当者と加計幸太郎氏本人がマスコミの前に登場してとにかく洗い浚い語ってみることである。

加計学園が愛媛県や今治市に対して話を盛っていた、などと言われてしまうと、何も知らない私たちは、ただ口をポカンと開けて、あっ、そう、そうだったの、としか言えなくなってしまう。

伝聞の伝聞には、こういうことがあるから、文書の成立には何の問題もなくても、記載されている内容そのものについては、直ちにそれが真実だとは言えないので、特に留意する必要があることは確かだ。

もっとも、加計学園が、今になって、実はあの時の話は私たちが盛っていた話でした、あれは真っ赤な嘘です、作り話です、などと言い出しても、これを鵜呑みにすることが出来ないのは当然の話だが…。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年5月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。