LIVE MUSIC HACKASONG2018

LIVE MUSIC HACKASONG 最終審査&授賞式@ビルボードライブ東京。
エアギター世界王者のダイノジ大地さんがモデレータです。
審査員長を務めました。
このハッカソン、CiP協議会とビルボードがご一緒して、テック&ポップを融合させたサービスと人材を発掘するものです。
ライブ体験を拡張する、というネタを掲げて、NTT西日本、Nest+Visual、レコチョク、1→10から技術提供をいただき、VR、3D、SNSなどのサービスが開発されました。
東大、早稲田、慶應、青学、お茶の水女子などなど多くの学生、そして若手の社会人が参加し、6チームを編成。
3か月かけてサービスを開発しました。
その最終プレゼン+審査会です。
審査員は音楽プロデューサー玉井健二さん、スペースシャワーネットワーク案納俊昭取締役、国際オタクイベント協会(IOEA)佐藤一毅代表、デジタル音楽ジャーナリストジェイ・コウガミさんとぼく。

1. SDM
 ライブVR中継システム。
 ハイレゾ、立体音響、振動を伝えます。
 NTT西日本の技術を利用。
 会場に出かけるのを超えるライブ体験を可能にするものです。
 すぐ実用化できそう。
 最優秀賞と会場賞をダブルで獲得しました。
2. familiear
ライブ観客SNSでライブに行く人を増やす。
 みんなでリアルに集まって騒ぐ+ネットでつながるアイディア。
 完成度の高いアプリです。
 優秀賞。

 

3. マスラーサナ
 1→10の3Dスキャンシステムを使い、3Dデータとなった客がライブ映像に参加するシステム。
 KMDの学生が作りました。
 
 
 
 
4. Enjoy’n
 3Dスキャン画像でライブに乱入する仕組み。
 自分のアバターが踊って承認欲求を満たす。
5. 上海ブギ
 ステージで話す言葉をクラウド+AIでリアルタイム自動翻訳してスクリーンに表示。
 とても高い精度です。
 外タレのライブでも、インバウンド客向けにも使えますね。
 音声指示「ライトオン」で照明もコントロール。
 ボーカルの指示で他にもいろんな演出ができそう。
6. Beat Space
 ホロレンズのMRでライブ空間を演出。
 仮谷せいらさんのライブで実演しました。
こうして生まれたサービスを実用化・商用化することが肝心。
昨年の受賞者のサービスはCiPのライブイベントでも実際に使用したりて後押ししています。
会場には業界の大物もたくさんお越しいただいていました。
ぜひ光る玉を拾って磨いておカネかけてください。
こちらにもレポート。
「最新技術を使った新たなライブの楽しみ方とは? 【LIVE HACKASONG】最終審査&表彰式レポート」

 


編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2018年6月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。