日本第一党関係者のデモで逮捕者。騒音で新宿区で規制議論も

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

新宿区では、デモへの注目が集まっています。

まず、日本第一党の公認候補者として新宿区議選に立候補が予定されている堀切笹美さんが現場責任者をされていた「悪質な支那人の国民健康保険利用を糺せ!池袋奪還国民大行進」というデモで、逮捕者が出ました。

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2018/06/10
『悪質な支那人の国民健康保険利用を糺せ!池袋奪還国民大行進』について
代表世話人に名前を連ねていた九十九晃氏が、デモ隊に挑発を繰り返していたパヨクしばき隊残党一味に怒り、暴行を加えたとして逮捕されました。

支那人による国保悪用の結果、多くの日本人にそのしわ寄せがきており、東京では昨年と比較して保険料が20%以上上がる事態です。この異常な日本の状況に抗議の声を上げたデモ隊に、罵声を浴びせる卑劣なパヨクしばき隊残党一味と断固として行動する保守運動は戦って参ります。
怒りの声を上げてくれた19歳の九十九晃氏に続きましょう!九十九氏へのご支援を何卒宜しくお願いします。

特に謝罪は見当たりませんので、九十九晃さんが何も悪いことをしていない可能性もあります。
しかし、何が原因で未成年が逮捕されたのか、数日経過しても上記の引用以上に詳細はわかりません。
堀切笹美さんは、事件後も毎日熱心に街頭活動に取り組まれ、日本第一党で地方議員を目指されている様子です。
注目する新宿区民も多いとますが、新たな情報が気になるところです。

さて、本定例会でも、デモについて議論が行われています。
自民さんと公明さんの代表質問で、
「デモの出発点として新宿区立の公園が利用されている。子どもなどが利用できなくなることや、騒音等により町会や商店会からも苦情が出ているため対応が必要では。」
という趣旨で、問題提起がありました。
自公さんそれぞれから代表質問があったことは非常に重いことで、新宿区の公園で何かしらの対応が行われることになる可能性は高いです。

確かに保守系のデモで逮捕者が出てしまったことは残念でもあります。
また、平和を愛するリベラルのデモでバリケードを破壊したことで盛り上がるなど、暴力的な様子に落胆したこともあります。

多くの人が集まることで公園の利用ができなくなったり、騒音や交通にも影響を与えることで、デモに対してネガティブな感情を抱かれる方がいらっしゃることは理解しています。

しかし、問題になるのはごく一部の方で、保守リベラル問わずに、一定の要件のもとでデモを行う自由は必要だと考えています。新宿区内には、デモの出発地点としての要件を満たす公園は4園しかありませんが、今ある公園に関しては守っていきたいです。

私も、新宿中央公園から出発するダウン症の理解を広めるためのパレードに参加させていただいたことがあります。パレードと政治的な主張が強めなデモは少し異なりますが、和やかな雰囲気で地域の活性化にもつながり、やり方次第ではプラスに働かせることも可能です。

デモを主催する側にも、地域の理解を得る努力は必要です。
右や左を問わず、政治活動に対して「怖い」「迷惑」という印象をつけてしまうことは、政策実現の上でもマイナスです。政策の実現には合意形成が不可欠で、有権者の理解や議会での調整が必要だからです。

あくまでマナーを守っている方が大半で、政治活動のイメージを悪くしているのは一部の方だと思います。
デモの内容についても、ヘイトスピーチと思われないように努力をしたり、対話を中心としたクリーンなブランディング等を配慮をすることで、地域の理解も深まります。

新宿区議会では、安全保障等の国政で議論を行われているテーマについては触れませんが、保守やリベラルにとらわれる区政として取り組むべき課題に、必要に応じて政策実現につなげていくことが大切だと考えています。

実際に私のところにも、
「外国人により財政的な負担がかかっているのは、将来世代にも影響を与えるのでは。」
というご意見が届いたこともあります。
国民健康保険や生活保護は国の法律も関わることですが、地方からも財政的なテーマとしてさらなる議論が必要です。

もし、堀切笹美さん、日本第一党さんと新宿区議会等でご一緒する機会があれば、区民の利益につながるよう、是々非々で対話を行なってまいります。

それでは本日はこの辺で。


編集部より:この記事は新宿区議会議員、伊藤陽平氏(無所属)の公式ブログ2018年6月14日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は伊藤氏のブログをご覧ください。