蹶起のタイミングを計っておられたのだろうと思っているが、どうも蹶起の時を失いそうだな、と思っている。
岸田さんも谷垣さんや加藤さんと同じような運命なのだろうか。
準備万端整っていたように見えたのだが、どうやら通常国会が大幅に延長され、総裁選挙本番までの期間が相当に短縮されそうである。
4月中に名乗りを上げていれば、今頃はそれなりに自民党内でも岸田待望論が出てきていたはずなのだが、どうも気勢が上がらない。
ズルズルと7月までこの調子で行きそうである。
非安倍グループの結集も大分難しくなった。
動かない人は、結局何も変えられない。
ここに来て安倍内閣の支持率が不支持率を上回ったというのだから、不思議なものである。
このままだと、投票を用いずして安倍三選が決まるということにもなりかねない。
自民党にとってもいいことではない。
まあ、大人しい人や人がいい人は、ややともするとこうなってしまう。
岸田さんも、もう少し人が悪くなってもいい。
お節介ながら。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年6月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。