第2回 超人スポーツゲームズ

超人スポーツゲームズ@國學院大學。
4競技の協議会と5つの体験会を開催しました。
稲見昌彦超スポ協会共同代表とごあいさつ。
技術と文化と身体の融合。オリンピックに出場する人もパラリンピックに出る人も超人。
でも、ぼくもわたしも超人になりたい、超人になれるよ。
 

2020年、東京オリンピック・パラリンピックと並ぶ超スポ世界大会を開きたいと思っています。
そのための競技の開発と選手の育成に向けた号砲、それが超人スポーツゲームズ。
今回が第2回。
ホップからステップへ。
そして2020にジャンプします。
 

「HADO」。
HMD、腕にセンサーを装着し、ARとモーションセンシングで「かめはめ波」対戦。
フィールドを動き回り、味方と連携してバトル。
現実に手足を動かしながらバーチャルな世界で闘います。
ハウステンボスなど10か国25店舗で展開され、どんどん増えているとのことby meleap福田社長。

「サイバーボッチャ」。
ジャックボール(目標球)の白いボールに向かって6個のボールを投げ合い、多くのボールをジャックボールに近づける。
ボッチャをテクノロジーで拡張し、クールに輝く体験を生み出します。

サイバーボッチャは1→10の商品。
澤邊社長はこれを世界展開する意向です。
お年寄りも子どもも楽しめる朝のスポーツ、そしてクラブカルチャーにも合う夜のスポーツ。
 

「ゴーンボール」。
体重移動で操縦する電動スクータHoverTraxをベースに、座って両手でアクセル、ブレーキ、回転できるようにした「ゴーン」を操縦し、衝突し合って、ゴーンの足元にある3個のボールを落とす。
 

ゴーン、初めて乗ってみたんですが、前後左右、急発進・急回転、すぐさま自在に操縦できて、楽しい! 
けどぶつけるの怖い! 
東大vs慶應。
 

「バブルジャンパー」。
ばねでできた西洋竹馬を足につけてジャンプ力を強化し、弾力性のある透明な球体を上半身に被って、ぶつかり合う超人相撲。
HADOと並ぶ超スポの老舗ですが、元はハッカソンで生まれたスポーツです。
 
前回の模様はこちらに。

ウルトラスーパーヒューマンスポーツ共創プロジェクト。
TechCultureでこれまでに20を超える人機一帯のスポーツを生み出してきた超スポ。
今回、さまざまなSF作品に見られる世界観と超人性をテーマに、スポーツ庁の開発調査の一環として、4種の新スポーツを共創しました。
その発表会です。
 

卵を奪う人間と龍が追いかけ合うという競技。
黄色い龍のかぶりものがやたら重く、競技を終えるとアゴがかっくんかっくん致しました。
かっくん系。
 

「シャルパンティエの玉入れ」。
20個の球を投げ入れるだけなのですが、その球がランダムに軽かったり激重だったりして、見た目と重さの錯覚を抱きつつ正確に投げるのが、なかなかに難しい。
ぼくは20球中5球でした。
日本ベンチャースポーツ連盟篠原代表が開発なさいました。
 

「パチっとモンスター」。
キリン、マシマシ!呪文を叫んで動物を動かす。
音声認識で反射神経を競います。
声で闘う、アリですね。
音の大小や高低で競うのもアリかも。
騒がしいスポーツとなります。
 

「バブルジャンパー・ゼロ」。
二人のバブルジャンパーがつながって速さを競う、二人三脚。
超スポから派生した二次創作としての超スポも生まれてきています。
 

体験会も開催されました。
これは「HADOカート」。
対戦形式のARモータースポーツ。
ヘッドマウントディスプレイ、モーションセンサーを装着してモビリティを操作しながら、現実世界を背景にバーチャルな魔法を撃ち合います。
 

HADOカート。
乗り物を操縦して敵を撃つという、戦闘機ゲームなどで憧れた世界の実現です。
カートも昨年に比べずいぶんクールになりました。
 

小型モータを手綱さばきで操作する人機一体の競走競技「キャリオット」もスマートになりました。
3歳から80歳まで、車いすの方、知的障碍者を含めみんなが参加できるスポーツです。
 

パラ陸上のレースで使われる車イスレーサーを未来型にデザインした1→10の「サイバーウィール」。
VRで2100年のTOKYOを走り抜けるエンターテイメント。
コースは5種類、距離は400m。
左右のタイヤについているハンドリムを回す速さによってVRの360度映像も疾走します。
 

渋谷の國學院大學で開催しました。
ありがとう長谷部区長。
ピョンチャンでメダルを獲った渋谷出身のモーグル原大智さんばりに、渋谷系ファッショナブルなスポーツを生みたい。
夜のクラブ系、DeNAやmixiなどゲーム系、J-POP密集の音楽系、いろんな渋谷系超スポが期待できます。
スクラブル交差点も使いたい!
 

2020年Tokyoは、VRAR、5G8K、AI IoT、BigData Blockchain、ぜんぶいっぺんに来るショウケース。
このTechの変革期に、Popをまぶして、身体を拡張する。
eスポーツもご一緒に、離陸を図りたい。

超スポを開発する人も、プレーに参加する人も、ともに作ってまいりましょう!


編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2018年6月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください