チャットボットよりWebマーケ!自治体はAIありきの議論から脱却を

こんにちは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

以前、多摩市長選挙のAI市長に関して、以下のような記事を書かせていただいたことがあります。

多摩市長選で世界初のAI(松田みちひと候補)が立候補!現職のAI議員が候補の政策を真面目に解説

AI議員プロジェクトでお世話になっている田中潤さんによる、AI市長解説記事が公開されました。

「AI市長」が出馬した!【 FAKE File1】田中潤

田中潤さんは、AI関連政策は技術的に難しいと結論を出されています。
実は新宿区議会でもチャットボットに関する議論が行われています。
しかし、本当にチャットボットが自治体で活躍するかと言えば、難しいと考えています。

チャットボットの議論を進める前に、これまで私が提言を続けているWebマーケティングを行う方が大切です。

新宿区のホームページはすでに150万ほどのアクセスがあり多くの方に利用されています。
アクセス解析を徹底しWebサイトの利便性を向上することで、チャットボット導入以前に、問い合わせの件数を減らすことも可能です。

そもそも、チャットボットの利便性を高めるには、既存のコンテンツを分析し、ニーズを把握することが不可欠となります。仮にチャットボットを導入する場合も、Webマーケティングを行わなければ効果は期待できません。

ディープラーニングや機械学習を活用して、実用可能性の高いことに取り組むべきです。
そして、本当に価値があるのか判断しなければなりません。

チャットボットやAI関連サービスについては、実際に試すこともできます。
まずは区民として日常的に利用するものかを確かめた上で、導入に関する提言を行う必要があるでしょう。

それでは本日はこの辺で。


編集部より:この記事は新宿区議会議員、伊藤陽平氏(無所属)の公式ブログ2018年6月21日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は伊藤氏のブログをご覧ください。