時事通信の報道で、菅官房長官が「防災省」の新設に否定的なコメントを出している、ということを知った。
菅さんが安倍総理の応援団だということは承知しているが、黒子のはずの官房長官が石破さんなり岸田さんの政権構想の柱になるはずの「防災省設置構想」にこの段階で異議を唱えた、というのがどうにも納得出来ない。
ちょっと先走ったんじゃないかな、と思うが、さて、安倍総理とはどの程度打ち合わせをしていたのだろうか。
黒子の官房長官が総裁候補と目されている人の掲げる政策に異議を述べるというのは、如何にも出過ぎのように映る。
無派閥の議員の多くが菅官房長官を頼りにしていることは承知しているが、だからと言って菅官房長官が総裁選に立候補するようなことは考え難い。
まあ、記者の質問に答えただけで他意はないのかも知れないが、時事通信の記事を見たら石破さんも一言言いたくなるはずだ。
何か変だな、と申し上げておく。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年7月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。