今のマスコミで政党や政治家に結構意地悪をするのが、週刊文春である。
文春砲のターゲットになっても仕方がないケースもあるが、国民民主党の代表選にかこつけて国民民主党の存在自体を揶揄するようなことはほどほどにした方がいい。
国民民主党が如何にも立憲民主党に飲み込まれてしまいかねないような記事が散見されるが、永田町は一寸先は闇、というのが定説だから、これから何が起きるか分からない。
ちょっと国民民主党を腐し過ぎたかな、と反省する日が来るかも知れない。
国民民主党の代表選が9月4日に行われることが確定したようだ。
9月4日は私の誕生日なので、そのあたりで国民民主党が生まれ変わってくれるとありがたい。
今回の代表選で、支持率0パーセント台のこれまでの国民民主党から脱皮できるかどうかに注目している。
まずは、国民民主党の代表選をどうやって盛り上げていくか。
代表選に立候補するためには、国会議員10名、地方議員10名の推薦が必要になるようだ。
組織基盤が未だ十分に固まっていない国民民主党だが、国会議員だけでなく地方議員にまで推薦権を持たせた、というのはいい試みかも知れない。
これで地方議員の方々に、自分たちが国民民主党の重要な構成員だという意識が芽生えれば、国民に対するアピールの仕方も大分変るはずだ。
これで、無投票にでもなってしまうと、国民民主党の代表選に誰も振り向かなくなってしまうので、やはり複数の候補者に名乗りを上げてもらうのがいい。
選挙をやっても、お互いに傷を残さないような清々しい代表選が出来るかどうか。
私は、可能だろうと思っている。
まあ、推薦人の確保が出来る程度に知名度が上がっているかどうか分からないが、新党ゼロという党名を提唱した若い国会議員の中から候補者を擁立することも検討されたらいい。
支持率ゼロパーセント台の国民民主党をアピールするのに、ゼロからのスタートを意味する「新党ゼロ」構想は、それなりにインパクトがあるはずだ。
負けても、誰も傷付かない。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年7月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。