SHINOBY`S BAR銀座の初代店長だった蒲池章一郎さんが経営するコンロ家が好調です。都内に多店舗展開を進めており、どのお店も繁盛しています。
そのコンロ家が Twitterにアップした画像が大きな反響を呼んでいるようです(写真)。
ビールの注文の仕方で値段が変わると言うジョークですが、ネット上では真剣な賛否両論の議論が起こっているのです。
ユーモアのセンスを理解せず、「客にマナーを問う前に客を納得させる味と接客で勝負してほしい。」「表現が気にくわない」といった的外れな文句を書いている人が早速いるようですが、別に気に入らない人は批判する必要はありません。ただお店に行かなければ良いのです。
お店の意図は、自分たちと考え方が合わないお客さまには無理に来てもらわなくて良いという意思表示に見えます。お店を愛してくれる人たちと、楽しく過ごすことができる方が、来店者の満足度も高まり、従業員も気持ちよく働け、定着率も高まります。
「誰と付き合うか」は、仕事においても日々のストレスに大きく影響します。
だから、お客様はお店を選べるのと同じように、お店もお客様を選ぶことができれば、理想的です。
しかし、そんな理想の環境を実現するには「断る力」が必要になります。集客が思うように出来てないと、売上のために顧客を断ることができず、結局一緒にいたくも無い人たちからのストレスを感じながら仕事をしなければならないからです。
仕事は断れるようになると楽になるのです。
そのためには、他にはない価値を提供し、たくさんのオファーが入ってきて、こちらが顧客を選べるようになることが大切なのです。
コンロ家の今回の試みは、話題性というだけではなく、お店に来店する人たちとお店の関係に変化をもたらし、従業員のストレスを減らし、それが来店する人たちの顧客満足度も高めるという好循環を実現できるという点で大きな効果があると思います。
お店とお客様の関係をどのようにすべきかのケーススタディとして、SHINOBY`S BAR銀座の経営の参考にしたいと思います。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年7月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。