山根さんの辞任は当然だが、辞任だけで幕引きは出来ないはず

NHKニュースより:編集部

ああ、この方をカバーするのは難しいぞ、と思っていたが、最終的には奥さんと相談して身を引くことにされたようだ。

これだけの問題を抱えている人が何でアマチュアボクシング界の要職に就いて来られたのだろうと不思議でならないが、多分会長職を辞任するだけでは終わらないはずだ。

連盟の体制を一新すると共に、アマチュアボクシング界の在り方そのものを根本から見直した方がよさそうだ。
いわゆる反社会的集団と付き合いのある人をアマチュアボクシング界の要職に担ぎ上げてきた背景事情などについてもよくよく調査して、積年の膿を一掃するべきだと思う。

いわゆる山根派と言われる方々はこの際役員から外れて、まったく新しい執行部体制の下でアマチュアボクシング界の改革に取り組まれるべきだろう。

終身会長に奉られてきた人だから、単なるドン以上の存在で、この人に逆らうのはずいぶん難しかったと思うが、よくぞ多くの方が声を上げられたものだ。

一人で戦うのは難しくても、声を上げる人が多ければ、いつかは正論が通るものである。

日大の理事長も今はマスコミから逃げ回っているようだが、反社集団との付き合いが表に出れば、いずれは進退が極まるはずである。

大学の刷新を求めて運動されている日大関係者の方々も大いに頑張られることだ。
直ちに結論は出なくても、いずれは、正義が勝つはずである。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年8月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。