ご本人は絶対に受けないと思うが、翁長さんの後を継いでくれそうな野党統一候補の人選はそう簡単に進まないだろうから、窮余の一策で鳩山由紀夫元総理の名前が出てくるかも知れない。
最低でも県外、と述べて沖縄県民の人心を迷わせてしまった責任を取ってもらいたい、と思う人も、それなりにいるだろう。
しかし鳩山由紀夫氏では、弔い合戦にはならない。
翁長さんは、普天間基地移設問題の迷走の一因は、民主党政権、すなわち当時の鳩山由紀夫総理にもある、と思っていた節がある。鳩山由紀夫氏は、決して自分の身体を張ってまで辺野古基地の建設に反対していたわけではない。
腹案があったののかどうか分からないが、鳩山由紀夫氏は、トラストミーなどと言ってアメリカを惑わし、さらには沖縄県民を惑わした張本人である。
一途な翁長さんとは、大分違う。
鳩山由紀夫氏は、文字どおり命懸けで辺野古基地建設に抵抗してきた翁長さんとは違う。
まあ、ご冗談を、くらいに聞き流していい話かも知れない。
弔い合戦を仕掛けるなら、翁長さんの身内を引っ張り出すしかない。
まあ、選対の関係者は、既にそういうことも選択肢の中に入れておられるかも知れないが…。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年8月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。