大洲の臥龍山荘

愛媛県外の友人が来て、半日時間があるとき、案内することが多いのが、
●しまなみ海道
●内子座
●双海
そして大洲の臥龍山荘だ。

豪商の河内寅次郎が、10年の構想と4年の工期を費やした臥龍山荘は、随所にこだわりが見られる。自然美と建築美の共鳴が素晴らしい。

違い棚で富士山にかかる雲を表現し、窓からの反射で月を表現する。

肱川の調べと夏でも爽やかな風が心地よい。

圧巻は、茶室・不老庵。
天井の網代張りに、川面からの月光をひろう。

柱には、生きている木を活用。
横に枝が伸びることで不安定や非対称の中での安定をつくる。

今度は将棋盤でももって一日ゆっくり過ごしたい。

もう少し知りたい!
内子座文楽
町家のインバウンドに特化した新しいDMOのカタチ

<井上貴至 プロフィール>


編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2018年8月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。