京都の消えゆく町家の再生に貢献できる投資商品

週末に資産設計実践会メンバー13名と一緒に京都の町家の視察に出かけました。

京都の町家とは、いくつかの定義があるようですが、京都にある1950年の建築基準法制定前に作られた木造住宅で、格子や屋根の形状など、独特な建築方法で建てられたものです。

京町家として京都の条例で認定された建物は、旅館経営の特別な許可を取ることができ、1部屋であっても帳場やフロントを置かないで宿泊ビジネスを営むことが可能です。このような京町家の旅館施設に私も投資することにし、現地で実際に運営している京町家旅館を5物件見てきました。

うなぎの寝床のような間口の狭い建物で2階建てになっており、1階がリビング、2階が寝室という構造がほとんどです。1階の奥には坪庭と呼ばれる小さな庭があって、庭を眺めながらお風呂に入ることもできます。自分でも泊まってみたいと思える魅力的な宿泊施設です。

広さはラグジュアリーホテルのジュニアスイートホテル程度の広さがあり、1泊3万円から8万円くらいの料金となっています。訪日する外国人の中でも大人数で旅行する人や、富裕層の利用が多くなっています。宿泊者の8割以上は外国人で、日本人の比率は高くありません。

京都に残された町家は、住人の高齢化によって次々と取り壊され、アパートや一戸建て住宅に建て変わってしまっています。旅館として再生させることができれば、投資家の資金を使って、京町家の保存をすることが可能です。

投資スキームはインテリックス社のアセットシェアリングという不動産商品を通じて個人投資家に提供されます。稼働率にもよりますが、管理運営費用を差し引いたネット利回りで6%前後が想定されています(予想であり保証するものではありません)。

個人投資家に投資機会を提供すると共に、京都で消えつつある京町家の保存に貢献でき、さらに訪日する外国人観光客に高評価の宿泊施設を提供できる。とてもユニークな投資対象だと思います。

8月26日に東京駅で開催するこちらのセミナーでも商品について説明をしてもらうことになっています。詳しい内容に興味のある方は、是非ご参加ください。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年8月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

 

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。