“日本初のブラックアウト”を体験された北海道民から連日、率直な思いをご投稿いただいております。
実名で投稿されたものでは、札幌在住の森修さんの「北海道を脱原発の実験場にするな」が反響を呼んでおり、匿名でも航空業界勤務の男性から酷寒のリアルとともに電力確保の必要性を痛切に訴えられました。
ほかの投稿も含めて、泊原発稼働の是非すら論点にあげないマスコミ報道への不信が目立ちましたが、原発への不安を率直に提起する方もおられます。札幌在住の鈴川さん(仮名)は脱原発の立場から意見を寄せられました。一部ご紹介します。
原発を続けるにも、やめるにも道民に問われる「覚悟」
泊原発で取り返しのつかない事故が起きたら、小樽は勿論、ニセコも札幌も、そして東北以上に観光産業の比重が大きい北海道にとってはもう致命傷で立ち直れないと言う事です。だから、やはり原発は出来れば稼働して欲しく無いと言うのが私も皆と同じように持っている本音です。
ただ、やはり北海道に住んでいる者としては、やはり電力不足になった時の停電等で越冬の過ごし方がもの凄く不安ですし、やはり将来懸念される、我国の財政問題で超円安に(益々の円安方向)なった時の燃料代と電気代の不安です。 その時は天秤にかけるしかないでしょう。
道民に問うて(問うている時間もない場合もあると思いますが)一時的にも原発稼働をせざるを得なくなるか、その後も原発と心中するつもりで生きて行くしかないかのどちらかになるでしょう。
本当は原発を稼働しないで電力を賄える状況がベストだと思いますが、地震の問題よりも自分としては円安の燃料代高騰の方が北海道民にとって致命傷になるのではないかと思っています(それは我が国全体が危うくなるという事でもありますが)。
こういうことこそ国民投票に(道民投票)かける事案だと思いますし、何でも嫌だ不安だと言っていても(我が国の財政問題も同じですが)どちらも本当は究極の選択と言う意識を国民も持つようにしておかなければ覚悟も持てないと思います。
アゴラでは、実際に“日本初のブラックアウト”を体験された北海道民の皆様の率直な思いをお尋ねしています。
大停電のあとどのような影響が身近に出ているか?
原発とどう向き合っていくべきか?
あるいは結論を出せずに悩ましい思い。
安倍政権のエネルギー政策
高橋はるみ知事へのご意見
など、お待ちしております。
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