小幅な内閣改造がもたらすのは、なんとはなしの失望感だろう

10月2日に正式に決定するとのことだが、既に大方の役員人事や改造内閣の主要閣僚の報道が相次いでいる。

なーんだ、皆、留任するのね、というのが第一印象である。

主要閣僚の留任を伝える22日の報道(NHKニュースより:編集部)

さすがに農林大臣は変るようだが、財務大臣も外務大臣も経済産業大臣も官房長官も変わらないということになったら、そう大した内閣改造にならないことは確かだ。

ひょっとしたら法務大臣も厚生労働大臣も留任、なんていうこともある。

そろそろ自分に番が回ってくるかも知れない、と胸をときめかしていた方々はきっとガッカリされるだろう。
まあ、大臣ポストを示されて安倍総理支持を決めた人は一人もいないのだろうから、当てが外れた、などと嘆くことはないのだが、清新さに欠ける内閣になることは覚悟しておいた方がよさそうである。

大方の人が、このまま燻ってしまうはずである。

なんとはなしの失望感、不完全燃焼感が永田町を覆いつくすことになるのではないかしら、と予測しているところである。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年9月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。