自己成長を妨げているのは「自分が作ったフレーミング」

丸の内朝大学マネーコミュニケーションクラス2018夏学期の講義が終了しました。最終回は各チームからのグループワークの発表です(写真)。

セルフブランディングのための具体的なアクションプランをそれぞれのメンバーが披露してくれました。テーマである「オンリーワンの自分になるために」何をすべきか、自分事として考えるきっかけにしてもらえたらと思い課題にしたグループワークです。

今までの自分とは違う新しい自分に成長するためには、勉強して努力するだけでは不十分です。私の経験からいえることは、自分が無意識に作っている「フレーミング」から解放してあげることが、心のリミッターを外し、爆発的な成長を実現するのです。

例えば、サラリーマンとして仕事をしていた時の自分には、次のような勝手な思い込みがあり、それがフレーミングとなって新しい成長を阻害していたと思います。

「年収3000万円越える仕事はリスクが高いからやめた方が良い」
「山手線の内側に住むと不便だからやめた方が良い」
「平日のお昼からお酒を飲んだら怠けるきっかけになるからやめた方が良い」
「5万円を超えるディナーはお金の無駄だからやめた方が良い」
・・・

自分の中で勝手に、年収3000万円くらいで、目黒区や世田谷区の東急沿線に住んで、平日は会社に行って真面目に仕事をして、美味しいお店には行っても超高級店には行かない生活が良い・・・。そんなフレーミングが作られていました。それによって、自分の行動が無意識に制約され、ブレイクスルーしようとしても自分の潜在意識がブレーキをかけていました。

投資に関しても「借金=悪」「不動産投資=うさん臭い」といったフレーミングを作ってしまい、金融商品だけにこだわって資産運用を続けていました。

そんなフレーミングを解き放つきっかけは、付き合う人を変えたことです。今までの人生で出会ったことの無いような人から、自分の既成概念をクリアするような知識や情報を得て、それを実践しているうちに、フレーミングが消えて、数年前の自分とは見違えるような人生になったのです。

多くの人は、過去の教育や経験などから自分に枠をはめて、その中で生活しようとします。そのリミッターを外すことができれば、制限速度の無い車のように急加速して人生が変わっていきます。

今回の受講生の中から、講座で学んだことを自分の成長につなげて、今までとは別人のような人生を実現してもらえれば、講師として最高にハッピーです。

丸の内朝大学マネーコミュニケーションクラスの2018秋学期は、さらに具体的なアクションを学ぶためテーマを「副業」と「起業」にしました。仕事で人生を変えたい人の参加をお待ちしております。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年9月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。