経営者がハワイや軽井沢に行く、もう一つの「目的」

内藤 忍

日本国内なら軽井沢、海外ではハワイは、リゾート地として人気のあるエリアです。純粋にリラックスするために行く人がほとんどかもしれませんが、経営者にとっては、それ以外のメリットもあるのです。

それは、普段東京で仕事をしている時には、なかなかアポイントメントが取れない人に、リゾート地に行くとすんなり会うことができたりすることです。

リゾート地に行くと、普段に比べて時間の余裕ができます。また、リラックスした気分になっているので、カジュアルに食事を一緒に食べたり、ゴルフやマリンスポーツを一緒に楽しんだりといった展開になりやすいのです。

今回のハワイでも、ひょんなことから、融資でお世話になっている銀行の役員の方がホノルルに来ていることがわかりました。一緒にスタディツアーに来ている方に紹介いただき、お話することができました。

通常のルートでアポイントメントをお願いしても、お会いする理由も無かったと思います。それが、ホテルの部屋でいきなりカジュアルにお酒を飲みながら談笑するような間柄になってしまうのです。

東京だと、それなりのレストランに数か月前から予約を入れて、堅苦しい雰囲気から始まって、時間をかけて人間関係を構築しなければなりません。

スーツではなく普段着で、仕事の話はあまり関係なく、短い時間でお互いの懐に入りこむことができる。こんなことは都会のビジネスシーンでは、実現できない展開です。

とは言え、このようなチャンスに巡り合うためには、間に入る人の存在が不可欠です。知らない人同士のままでは、リゾート地に行っても接点はないからです。お互いの知り合いを、リゾートで紹介することで、スピーディに人間関係を構築できる。軽井沢やハワイには、そんなメリットがあると思いました。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年11月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。