「成功率10%」を成功率100%にできる方法とは?

こんにちは!黒坂岳央(くろさかたけを)です。
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「成功率10%」

この数字を突きつけられた時、多くの人は挑戦を諦めます。まあ無理もありません。10人中9人がうまくいかない、という事がデータで示されてしまうと、「自分がその中の唯一の成功者になれる」というイメージを持つことは簡単なことではありません。

私も昔はそうでした。成功率が50%を切るものにははなから挑戦する気が起きず、挑戦するなら成功率の高いものに限定していました。しかし、今ではこの成功率に現れた数字にビビることはなくなりました。

その理由は、「世の中にある成功率は自分に当てはまらない場合が多々ある」、ということをよく理解できたからです。それを理解できれば、成功率が低いものでも、ほぼ100%に引き上げる事ができます。

世の中にある成功率が低いもの
「成功率が低い」とされるものにはどんなものがあるでしょうか?

英検1級…10%
TOEIC900点…3.6%
起業して20年生き残る…0.3%
公認会計士…10.8%
勝てる株式投資家…10%

…どれもこれもものすごく成功率が低いものばかりですね。しかし、恐れることはありません。この数字が低いからといって、それがすなわち難易度の高さを表しているものではないのです。

負けるべくして負けている人たち

そもそも資格試験や、投資、起業の世界は半分以上が負けるべくして負けている人で占められています。

例えば英検1級を考えてみましょう。「受験する人は全員英語力がハイレベル、英語上級者で勝負をする厳しい試験」、と思っていませんか?実際にはそんな事はありません。

学生時代、私の知人は英検準1級と1級をダブル受験して両方落ちました。準1級と1級の間には相当な難易度の差があります。準1級が合格できないレベルでは、1級なんて100%受かりません。

なぜそんな状態で受験したのか、私には意味が分かりませんでした。おそらく、テキトーな意気込みで受験し、落ちるべくして落ちたわけです。受かる実力がない状態で試験を受けて、「あわよくば合格」と考えている人は相当数いるでしょう。でも、受かる実力を持って受験すればそれは100%合格するのです。

企業の生存率の低さが度々話題になりますよね。でも心配ないと思っています。私は昔、交流会でたくさんの起業家にお会いしたことがあります。無料の交流会などへ行くと、「絶対に儲からないでしょ…」と思えるようなデタラメなビジネスをやっている人がかなりいて驚いたことを覚えています。

アイデアは飲み会での思いつきレベル、どうやっても利益を出せないビジネスモデル、マーケティングは知識ゼロでデタラメに広告を打って浪費している…それじゃ1年も持つわけがありません。そうした思いつき起業人が企業の廃業率をものすごく高めていると考えます。

株式投資の世界も9割が負けると言われますが、投資の天才がひしめきあってその9割が負けているのではありません。

「銘柄を買って後は値上がるのをお祈り!」
「この企業が好き!応援したい!!」
「将来性が期待できそうだから買ってみた」

という「なんの根拠も期待値もない状態」で適当に買い、上げ下げで狼狽売りをするという、おおよそ投資とは呼べない状態でやっている投資家はかなり多い印象です。テクニカル分析もファンダメンタルズ分析もさっぱり知識がない状態で、大事な命金を投資に突っ込み、運否天賦にまかせて勝負して負けている人が投資の敗北率を高めていると考えます。

どんな世界も成功率を著しく下げているのは「負けるべくして、負けている人たち」なのです。

実力をつければ成功率は100%だ

私は英検1級に合格し、TOEIC900点以上取りました。なんかい受験しても同じ結果を出すことができる自信があります。なぜなら、勉強をして実力を付けたからです。試験は実力があることを証明するものですから、実力があって受験すればそれはもう合格率100%です。実力をつけることができれば何回受験しても合格します。

フルーツギフト・肥後庵のビジネスもシステムにかかる経費は毎月1万円程度、広告宣伝費は0円経営ですから資金ショートで廃業する確率は0%です。その気になれば何十年でも永続させることが可能です。

成功率の低さに怖がることは全くありません。成功率を下げているのは、負けるべくして負けている人たちです。成功率が10%と言われようが、実力を付けて挑めばそれは100%成功する勝負なのです。

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表

ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。