知らなきゃヤバイ?おっさんが「Tik Tok」デビューしてみた

益満 寛志

元港区議の益満寛志です。

男は何歳から「おっさん」になるのでしょうか?
ある統計によると、女性から見た「おっさん」年齢は35歳からというのが最も多い回答だったそうです。(参照:マイナビニュース「【女性編】お兄さんからおじさんになると思う年齢ランキング」

ええと。わたくし35歳なのですが何か?
気持ちは20代…

そういえば小生が小学生のころ、父親が「テレサテン」や「南沙織」の曲をテープで流しているのを車で聴かされては、古い曲で嫌だなぁ、こういうおっさんにはなりたくないなぁと心底思っていた記憶があります。

そんな幼心を持っていた可愛い小学生ですが、やがて35歳にもなると、車ではミスチルのイノセントワールドやTRFのボーイミーツガールをかけては1人で大熱唱していたりします。
たまに松田聖子の白いパラソルも歌います。
完全に不審者のおっさんです。

当然、今のヒットチャートに入っている曲など1曲も歌えません。

米津玄師?ああ、名前は聞いたことあるっちゃあるかなぁ(1曲も知らないけど)
くらいなものです。
※米津玄師と聞いてなんじゃそれ?琵琶法師の仲間か何かかな?と思った方は本格的にヤバいですよ!

小室ファミリー全盛期など、10位以内のシングルは半分以上をTSUTAYAで借りてはテープやMDに録音していたのですがね。スマホでAmazonミュージックからダウンロードしてBluetoothで飛ばせるようになっても、聴いてる曲自体は90年代で止まっているのが悲しいところです。

流行曲ですらこの惨状ですから、最近の若い子の流行りには全く疎くなってしまいました。
マズいです。

我々のような
「ワンランク上のおっさんを目指すおっさん」
にとっては危機的です。空港のラウンジで写真撮ってFBに投稿している場合ではないのです!

ワンランク上のおっさんを目指すからには、若年層の話題にも機敏についていかなくてはなりません。

「あれだろ。ユーチューバーとかインスタ映えとかだろ?」
と思ったあなた。
ヤバいです。

もう、おっさんの共通認識として広まった時点でオワコン(終わったコンテンツ)なのですね。
大人しくサザンの曲でも聴いていてください。

そこで小生が着目したアプリが「Tik Tok」です。

さすがに聞いたことはありますよね。
ね?

恐らく若い子の間では、Tik Tokすら古いのでしょうが、35歳のおっさんにはこのあたりが限界です。

一応、念のため解説しておくと、音楽に乗せた短い動画を簡単に投稿、共有できるアプリです。それだけ聞くと「何がどう楽しいんだ?」となります。正常なおっさんの反応かと存じます。

開発したのは中国の「バイトダンス」という会社です。
別にアルバイトの子が踊ってるわけではなく、それどころか企業価値が10兆円にも届こうかという超絶すごいユニコーン企業なのです。メルカリやゾゾタウンが束になってもかなわないレベルですね。

当然、あの人(孫正義 feat. サウジ)のファンドもお金出してます。
さすがです。(参照:日本経済新聞「「ティックトック」の中国ユニコーン、世界最大に」

中国ではすでに日本の総人口を超えるユーザーがいるようで、日本を含めた他の国でも爆発的なブームになっています。アクティブユーザーが5億人とは半端ないです。おっさんが知らない間に、大変なことになってしまっていたようです。

で、何をするかというと、こういうことをします。

- YouTube
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。

おっさん「??????」

いや、若い子はこういうのが好きなんですよ!
おっさん(ぼく)が産まれた1983年にリリースされたラッツ&スターの「め組のひと」を、倖田來未さんが歌った曲に合わせて自撮り動画を撮るというものです。

あるいはこういうのもあります。

- YouTube
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。

おっさん「????????????」

こういうのを友達同士で見せ合って楽しむのがナウいヤングの過ごし方なのです!

おっさんが習近平政権の動向や韓国の徴用工問題についてあれこれ議論している間も、子供たちは気にも留めずに韓流メイクをしながら中国製のアプリで友達と遊んでいるのです。

おっさん涙目です (´;ω;`)ブワッ

そこでワンランク上のおっさんを目指すため、若い子に迎合することにしました。
Tik Tokデビューです!

おっさんのカワイイ動画はこちら。

学生時代に「ブログってあるんだろ?俺も始めてみたいんだけど」とおっさん層に言われ、困惑したことがありましたが、まさにそのおっさんこそ「ワンランク上のおっさんを目指すおっさん」だったのだなと、涙ながらにようやく理解できた今日この頃です。