大学生のデート経験過去最低を「草食化」でまとめるな

絶大なる経済力と、多大なる消費の果てに獲得した、ヨドバシカメラのポイントを活用し、ヘアアイロンをゲットした。先日、テレビ出演した際に、ヘアアイロンでサラサラヘアにしてもらったところ、あまりに好評で。

さっそく使ってみたが、まだまだ使いこなせていない。若い頃はビジュアル系のボーカルだったのだが。あの頃の輝きを取り戻さなくては。ヘアアイロンの使い方を練習しよう。

オシャレは心の仕事であり、生きる喜びなのだが・・・。中には、デートやモテるためにオシャレをする人もいることだろう。

そんな中、デートに関する報道が。

大学生:デート経験割合が過去最低 「草食化」進む – 毎日新聞

事実は事実として受け止めるとして、「ああ、またか」と思うまとめ方だった。「草食化」と。いや、そもそも、草を食べているのを確認したのかと言いたくなるのだが。なぜ、そういう落とし所にするのだろう。他の可能性を考えて分析できないのだろうか。

お金と時間の若者離れなんですってば。あと、よくも悪くも消費と恋愛が切り離された、と。恋愛以外の選択肢も増えた、と。恋愛から解き放たれたとも言える、と。

あくまで、経験があるかどうかの話でもあり。

こういう昭和の、ごく一部の時期やエリアの若者像の押し付けは迷惑なのだ。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2018年11月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。