店前で怪しい取引…ナイトタイムエコノミー推進へゴールデン街の課題

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

第四回定例会でゴールデン街について質問を行いました。

写真AC:編集部

一昨日もゴールデン街のお店をご紹介させていただきました。
新宿区を代表する観光地ですが、安全・安心については課題があります。

ゴールデン街でお店を経営されている方から、「お店の前で怪しげな取引が行われている。」と情報提供をいただきました。

実際に、現場の動画を確認させていただきました。現場が暗く手元は見えませんが、薬物の可能性が高いと考えています。地域の方が現場の状況を撮影しようとカメラを向けると、手で払われてしまったこともあるそうです。

こうした取引が行われている現場は、以前もブログでご報告させていただいた「新宿遊歩道公園 四季の路」です。

ナイトタイムエコノミー推進のためには安全・安心から。監視カメラや電灯など防犯対策が急務

前回のブログでも監視カメラの重要性をお伝えしました。
取引現場は、監視カメラの死角になる場所が選ばれる傾向があります。
抑止効果はもちろん、何か問題があっても、監視カメラの映像は証拠として有効です。

もちろん、予算には限りがあるため、監視カメラの設置にも優先順位があります。
しかし、薬物取引の可能性が高い新宿区立公園に対しては、早急に予算をつけて対策を講じることが必要です。

また、四季の路には、人が入ることを想定していない茂みがあります。
しかし、その茂みに入ってしまい立ち小便等の問題行動が行われています。

他にも四季の路には、椅子のようなオブジェクトが設置されています。
椅子として利用されてしまい、その場所で飲酒をしてゴミを散らかして帰ってしまう人もいます。

以下、質問と答弁の要旨となります。

伊藤 地域からは、新宿遊歩道公園 四季の路について、どのようなご意見が届いていますか。薬物の取引が行われている可能性について、どのようにお考えでしょうか。
地域の安全を守るためにも、監視カメラ設置を優先政策と考え、早急に設置すべきだと考えていますがいかがでしょうか。
新宿遊歩道公園四季の路では、茂みに入れないよう対応が必要ではないでしょうか。また、椅子のようなオブジェクトを撤去する必要があると考えていますがいかがでしょうか。

吉住区長 新宿遊歩道公園 四季の路について、地元の新宿ゴールデン街まちづくり協議会に参加した際、消火栓、防犯カメラ及び喫煙スペースの設置などのご意見がありました。

次に、区立公園における防犯カメラについては、現在子どもに対する犯罪の帽子を優先し、設置を進めております。

区では、四季の路で薬物の取引等の違法行為が行われている事実は確認できませんが、警察と協議する中で、今後の対応について、必要があれば検討して行きます。

また、茂みへの立ち入りや、椅子のようなオブジェクトへの対応については、これまでの経緯等も踏まえ、慎重に検討してまいります。

新宿区には、取引現場の動画は共有されています。
警察ではないため、新宿区が断定する立場にないことも理解できます。
今回は、問題提起ということで、現場の状況を共有させていただけたことが、第一歩だと考えています。

区立公園で何かしらの取引が横行していることは、明らかな問題です。
ゴールデン街四季の路では、子どもが犯罪に巻き込まれる可能性は低いと言えます。

しかし、四季の路への監視カメラ設置は、最優先だと考えています。
他の予算を削っても地域の防犯対策を優先的に行う姿勢が求められます。

引き続き、地域、警察、新宿区の連携強化を進めながら、ナイトタイムエコノミー振興に努めてまいります。

それでは本日はこの辺で。


編集部より:この記事は新宿区議会議員、伊藤陽平氏(あたらしい党)の公式ブログ2018年12月18日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は伊藤氏のブログをご覧ください。