え~、昨年のカジノ法案の時の大騒ぎはなんだったんだ?という位マスコミも全く盛り上がっていませんが、一応ですね、「特定複合観光施設区域整備法施行令(案)」通称IRカジノ法案に対する意見募集が始まりました。
なんでこんなクッソ忙しい年度末にやるのか?嫌がらせかしら?と私なんぞ性格悪いから勘ぐっちゃいますが
「特定複合観光施設区域整備法施行令(案)」に対する意見募集について
皆さん、周囲の人達にもパブコメ入れるようガンガン呼びかけて下さいね。
〆切は3月4日までです。
もうね~、マスコミも与野党の皆様も「ギャンブル依存症対策」も「カジノ」も、一過性のブームで終わらないように、宜しくお願い致しますね。これからが本番なんですから。
だけどですね~、もうどうあらがってもカジノ法案は通っちゃったわけで、カジノを「やる」ってことは止まらない訳ですよ。あとは問題はどこでやるのか?ってことですね。
カジノに手をあげている自治体に住んでいる人や、その周辺の県に住んでいる人は、反対するなら相当頑張らないと、もう何の対策もできないままカジノもやってきますよ。「ギャンブル等依存症対策基本法」の関係者会議の方も、色々聞いてるとどうやら「やりました!」とアリバイ作りだけの会議に終わりそうな雰囲気。アルコールの関係者会議とは全く様相が異なっていることがわかってきましたからね。
この国って、どうしてこんなにも官僚が国民の安全を願わずに、一部の金もうけ主義者の片棒を担いじゃうのか?
しかも官僚が平気で国会議員に虚偽の報告をしちゃうんだなぁとびっくり仰天ですよ。
すぐバレるのに…最近の官僚ってホント変ですよね。格差社会、貧困問題、依存症と問題がどんどん山積みになるはずですよね…とほほ。
しかも我々依存症対策の予算が少なくて少なくて、ランニングコストに使える予算なんか1円も貰えず、相変わらず自腹で駆け巡っているっていうのにですよ、なんとカジノ管理委員会の予算は結局29億円もせしめたんですよ。
我々に関係する厚労省の依存症対策費の予算要求はわずか8億ですよ。
それアルコール・薬物・ギャンブル含めてですからね。
しかもそれ例の入札制度のお陰で、今年もそうですけど使いきれるか分かんないんです。
だから少なくとも、関係者会議のメンバーは利益相反に就ついてはしっかり明記して貰わないと、ギャンブル産業側からお金もらってる人が、ギャンブル依存症対策を当事者・家族の側に立ってなど、やるわけがないですからね。
ギャンブル産業側の依存症対策を提案しているっていう立場はハッキリして頂きたいです。
しかし、カジノ法案通したい時は「依存症対策費をちゃんと手当する!」なんて言ってましたけど、この分じゃ絶対やりそうもないですよね。
うがった見方をすれば、このまま我々が資金繰りできずに潰れることを願ってるのかもしれませんけど!
わはは!あたしゃ絶対そんなことにならないし、いじわるされたらどんどん口数増えますから!
絶対に神様見てるって!それに全国各地に仲間がいるのが私の強み。やったふりなんか通用しないですから。
仲間のみんな頑張ろうね!
で、おそらくギャンブル等依存症対策基本法があっという間に、官僚の作文通りに決められて、菅さんがかねてから言っていた予定通りに、速攻で、カジノ管理委員会が始まるでしょう。
だからその前に、このパブコメをやるんですからね。
皆さん、どっちがどっちの法案だか分からなくならないように、しっかりとよく読んで、勉強して、パブコメをガンガン入れて下さいね。今、パブコメ募集してるのは「カジノ法案」の方ですからね。
先ほども申し上げましたけど、カジノをやる県は納付金入ってきますよ。
でも周辺の県には、何も入ってこないんですからね。
それで依存症だけは直撃受けるんですよ。
金もなくて依存症リスクだけはぐ~んと上がるんですからね。
のんびり他人事だと思ってちゃダメなんですよ!
特に関西は、大阪か?和歌山か?ってなっているんですから、その周辺、奈良、京都、三重、滋賀、そのあたりの人分かってますか?そのあたりの県は、ギャンブル依存症対策なんか、めっちゃくちゃ手薄ですよ。
いいですか、何度もいいますけど、他人事じゃないですからね。
カジノは借金額が転がり落ちるようにどでかくなります。
あっという間に死にますよ。それは絶対間違いない。身にしみて分かってます。
昔、しょっちゅう一緒にカジノで遊んでた中小企業の社長たち。
何人いなくなったことか…一人の社長なんか、止まらなくて社員にはがいじめにされてましたからね。
だからこそ依存症対策しっかりしたもの作らなきゃならないのに、本当にこんな安直に終わらせるのか?と危機感でいっぱいです。みなさんパブコメ入れましょう!
それから、今回も女優の川上麻衣子さんにご協力頂いて、新作動画ができました!
家族と一緒に、本人に介入していくケースです。
是非ご覧下さいね。
編集部より:この記事は、公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表、田中紀子氏のブログ「in a family way」の2019年2月7日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「in a family way」をご覧ください。