自民党をやさしい政党に変えうる力:谷垣さんに期待

やはり、自民党は強い。
何もしなくともそこそこに強いのだが、さらに強くなる要素が新しく生まれた。

谷垣さんである。


政権の座から滑り落ちて野党の転落した自民党を支えてきたのは、間違いなく谷垣さんである。
2012年の自民党総裁選挙に立候補するチャンスを奪われてしまったために自民党の総裁として衆議院選挙を戦うことが出来なかったのがご本人にとっての痛恨事だと思うが、谷垣さんを慕う人は結構多い。

大怪我をして車椅子生活を余儀なくされており、一時は再起不能かと思われていたが、昨日開催された自民党の党大会に出席され、車椅子に乗ったままの状態で挨拶をされた。

かつて政治の表舞台で活躍された方が、車椅子に乗っている自分の姿を他人に見せるのは相当躊躇されると思うが、谷垣さんは、自民党の党大会で胸を張って堂々と挨拶されたということである。

私は、これで、谷垣さんの政治生活への復帰は確実になったと思っている。

車椅子の政治家の誕生である。

世間には様々な障害を抱えておられる方が多い。
車椅子生活を余儀なくされている谷垣さんが再び政治の世界で活躍するようになれば、様々な障害を抱えておられる方々への大変な励ましになるはずである。

おう、これで、自民党は様々な障害を抱えておられる方々にとっても支えになる政党になるかも知れないな、と思っている。

谷垣さんには、何としても再起していただきたい。
私からもエールを送らせていただく。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年2月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。