野党の中では立憲民主党が如何にも強そうだ、などと書いてみたが、それはあくまで政治信条が明確な人の間でのことであって、YESともNOとも言いたくない大半の人の間で立憲民主党が一番人気があるかと言えば、そこまでのことはない。
その時々で支持政党を変えるいわゆる浮動層や無党派層の場合は、その時々の政治状況や社会情勢、世論の動きで簡単に支持政党を変える。
普段は眠っているように見える層である。
こういう方々は、アンケートには答えない。
眠っているように見えるが、眠っているわけではなく、まして死んでいるわけではない。
何か事が起きればむっくりと起き上がって、動き出す。
多分この方々が、有権者の中の最大勢力を占める。
組織化が難しい層であり、しかも気分屋である。
気が乗らない時は、いつまでも眠りこけたように見える。
何も考えないでいるわけではない。
知識も豊富だし、基本的に真面目である。
政治家に対して特別の敬意を持っているわけではないから、そう簡単に政治家の意見に同調するわけではないが、いざとなったら動き出す人たちである。
国民民主党の表面支持率は相変わらず1パーセント台のようだが、国民民主党がターゲットにするのは、多分、この層だろう。
支持率が低くとも、諦めないことである。
いつになる分からないが、この層の人たちが動き始める時がやがて来る。
もっとも、いいリーダーに恵まれないと、この層の支持を受け止められないで終わってしまうかも知れないが・・。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年2月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。