「鈍感力」を磨くことが人生を豊かにするための大事な要素だと思うようになりました。
もし何か大変なことが起こったときに、落ち込んだり、ネガティブになるのではなく、現実を上手に受け入れ、受け流して、何とか解決していく。そんな力です。それは、どうやったら身に付けられるのでしょうか?
まず鈍感力養成に必要なのは、常に物事を前向きにポジティブに捉える習慣をつけることです。否定から入るのではなく、まず肯定から入る。物事のプラス面を意識的に見るようにすることで、ネガティブ思考から脱出でき、鈍感力が鍛えられます。
また、過去の経験も鈍感力を高める力になります。例えば、かつて絶望的な状況に陥り、そこから立ち直ったことがある人は、逆境に陥っても希望を持つことができます。
厳しい状況になっても、自分の今までの経験に比べたら、大したことないと思えるからです。
さらに、どんな人と付き合うかも重要だと思います。周りにいる人が鈍感力を持った人ばかりであれば、自分もそれに影響されていきます。
問題が起きて、鈍感力のある人に相談すれば、きっと「大丈夫」「問題ない」「何とかなる」と前向きにアドバイスしてくれるはずです。そんな人ばかりがいれば、自分もそのうちに何だか大したことはないと思えるようになっていくはずです。
鈍感力を磨くことができれば、どのような現実があっても、柔軟に対応し、折り合いをつけていくことができるようになります。世の中で起こっている現実は1つしかありません。後はそれをどのように解釈するかによって人生の豊かさが変わってくる。であれば、鈍感力を磨くことで、できるだけ輝いて充実したものに見えるようにした方が良いのです。
だから、鈍感力は人生を豊かにするための強力な能力といえるのです。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年3月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。