「鈍感力」が人生を豊かにする

「鈍感力」を磨くことが人生を豊かにするための大事な要素だと思うようになりました。

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もし何か大変なことが起こったときに、落ち込んだり、ネガティブになるのではなく、現実を上手に受け入れ、受け流して、何とか解決していく。そんな力です。それは、どうやったら身に付けられるのでしょうか?

まず鈍感力養成に必要なのは、常に物事を前向きにポジティブに捉える習慣をつけることです。否定から入るのではなく、まず肯定から入る。物事のプラス面を意識的に見るようにすることで、ネガティブ思考から脱出でき、鈍感力が鍛えられます。

また、過去の経験も鈍感力を高める力になります。例えば、かつて絶望的な状況に陥り、そこから立ち直ったことがある人は、逆境に陥っても希望を持つことができます。

厳しい状況になっても、自分の今までの経験に比べたら、大したことないと思えるからです。

さらに、どんな人と付き合うかも重要だと思います。周りにいる人が鈍感力を持った人ばかりであれば、自分もそれに影響されていきます。

問題が起きて、鈍感力のある人に相談すれば、きっと「大丈夫」「問題ない」「何とかなる」と前向きにアドバイスしてくれるはずです。そんな人ばかりがいれば、自分もそのうちに何だか大したことはないと思えるようになっていくはずです。

鈍感力を磨くことができれば、どのような現実があっても、柔軟に対応し、折り合いをつけていくことができるようになります。世の中で起こっている現実は1つしかありません。後はそれをどのように解釈するかによって人生の豊かさが変わってくる。であれば、鈍感力を磨くことで、できるだけ輝いて充実したものに見えるようにした方が良いのです。

だから、鈍感力は人生を豊かにするための強力な能力といえるのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年3月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。