自由党との合流の結論を4月末日まで延ばしたことは正解だと思うが、心配なのはこれから1か月の間に国民民主党の政治基盤がさらに弱体化しないか、ということだ。
万一離党者が相次ぐようだと、自由党との合流話が国民民主党にとってマイナスに働いた、ということになる。
自由党との合流でその先の展望が開けるのなら、そういう選択もありなのかな、と思わないでもないが、私が目にしている範囲では何もない。
むしろ統一地方選では、埼玉県のように国民民主党と立憲民主党が互いに手を散り合って選挙戦を戦っているような選挙区があちらこちらにあるようなので、枝野氏が毛嫌いしているように見える自由党との合流は、国民民主党にとってマイナスに働きそうだ。
まあ、なるようにしかならないのだが、ギリギリまで結論を出さない方が国民民主党にとってはよさそうだ。
急いては事を仕損じる、というのが、今の玉木さんに必要な教えのようである。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年3月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。