「死ぬこと以外かすり傷」に学ぶ、クレイジーに生きる魅力

黒坂 岳央

こんにちは!黒坂岳央(くろさかたけを)です。
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アフィリエイトをしていて嬉しいことは、アフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)から、思わぬプレゼントをもらえることです。先日はASPから10万部を超える話題作、「死ぬこと以外かすり傷」のオーディオブックを頂きました(ありがとうございました!)。

オーディオブックの快適さ

オーディオブックは、本を読めない状況で「耳から本を聴く」というスタイルです。日本人にはあまりなじみのない読書スタイルですが、車社会のアメリカなどでは、すっかり定着しているのです。オーディオブックは、プロが朗読してくれるので紙の書籍より割高なイメージがありますが、実はそうでもありません。実際、私が頂いた「死ぬこと以外はかすり傷については、オーディオブックと紙の書籍と同じ金額です。

スマホを取り出し、再生ボタンを押せばすぐに続きから聞くことが出来ます。私は車で移動中に聴く「アメリカンスタイル」です。もちろん、倍速再生も出来るので時短を求める人にもおすすめです。

燃え盛る筆者の熱が伝わってくる

Amazonの書籍レビューでは、★5つと★1つに真っ二つに分かれているのですが、私は★5つをこの本に出したいと思ってしまいます。この本を一言で言うならば、「クレイジー」です。本(といっても私はオーディオブックですが)を持っているだけで、やけどしてしまいそうなそんな熱狂的なクレイジーな思考が溢れ出しています。

今や、あらゆる情報がネットにある時代において、本に求められるのは「熱」だと思っています。熱は人から人へと伝わっていきます。活字だけでこれだけの熱が伝わってくるのですから、著者の熱量はそれはもう言葉に言い表せないほどです。自転車に乗って話を聞きながら、意識はいつの間にか本の内容に吸い込まれていきました。

話の中に出てくるのは著者だけでなく、数々のクレイジーな登場人物たちです。一人ひとりがいい感じにイカれていて、本当に魅了させられます。そして物語を咀嚼しながら湧いてくる欲求は、「自分も誰かをこんな風に熱狂させる存在になりたい」というもの。それを感じた時、人と人とは化学反応のようなものだなと思いました。人は自分にないものを持ち、だがしかし共感し合える価値観を持った相手を求めるものなのだなと。

自分がこのオーディオブックを手にとったのは、この本の登場人物に出てくるようなクレイジーになりたいという欲求から来ているものだったんだなと感じさせられました。

心に残った数々の名言

誤解のないように言っておくと、クレイジーというのは反社会的行動を取るとか、人様に迷惑をかけて自分のやりたいことを押し通すということではありません。この本の登場人物たちは、溢れんばかりの爆発的なエネルギーを行動の推進力に変えて、好き勝手に生きているのですがそれによって周囲の人を熱狂させ、いつしかその好き勝手な行動がビジネスになり、お金を生み出すという面白いエコシステムが生まれています。それを、「新しい秩序の創造」と著者は語ります。そう、新しいものは過去や現状にとっての驚異ですが、新時代の秩序であり、新たな安定性を生み出すのです。

この本では数々の名言が残されています。

・編集者という職業の魅力は「才能カクテルが飲み放題」ということだ。

・危なっかしい人に多くの人は魅了される。無難な人には魅力がない。

・会社はお金をもらって組織に属して仕事をする。オンラインサロンはお金を払って組織に属して仕事をする。

・今の若者は、楽しいこと、夢中になれることであればお金を払ってでも熱狂する。若者のやる気が無いのは会社がつまらないのが原因。

・副業というのは、サラリーマンのお小遣い稼ぎという位置づけではない。

・人間関係は丸裸の自分を晒して、それでも好きになってくる人との間で醸成される信頼関係のこと。

そのどれもが思わずうんうんと頷いてしまいたくなるような、深い提案です。こうした言葉は人生を生きてきた経験からくる、魂からの言葉です。その迫力ある言葉は、著者のすさまじい熱量とともに歩んできた人生経験に裏打ちされています。

久しぶりに魂の震える本に出会うことが出来た気がします。このような素晴らしい本に出会えた幸運に感謝をしています。

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。