新元号「令和」が発表された1日は予想外の反響に驚いた人も多いだろう。東京や大阪など各地で新聞の号外が配られると、たちまちにもみくちゃ状態に。サッカーW杯の日本代表勝利と言った慶事でも号外への反響が大きかった事例はあるが、なんとか手にした号外紙面がボロボロというシーンが報道されるのは珍しい。
【新元号 号外求め大阪パニック】https://t.co/AsUZJvMgdj
「平成」に代わる新しい元号「令和」が発表された1日の午後。大阪・梅田の「JR大阪駅」や難波の「高島屋」前で号外が配布され、人が殺到。奪い取るよう号外を受け取るなど、一時パニック状態に。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年4月1日
ツイッターでは号外配布の現場にいた人たちの動画投稿も相次ぎ、その熱狂ぶりが伝わってくる。
有楽町駅前にて令和の号外配布がゾンビ作品のワンシーンだった… pic.twitter.com/yM6kWVDfAR
— でんでん (@dendensoft) 2019年4月1日
ちょ!名駅やばい! #号外 #令和 pic.twitter.com/wvo9leDmoS
— mtv@ viva la familia de grampus! (@motoyanov) 2019年4月1日
「貴重」な号外が、早くもメルカリに出品されているのにウケる人も。
めっちゃ号外新聞『令和』メルカリに出てるじゃん〜(笑) pic.twitter.com/9KbwgyxEC3
— すずねちゅわん (@suzn124) 2019年4月1日
世間の予想外の反響に堀江貴文氏ら著名人も驚きの反応を示したが、
元号変更がこんなに盛り上がるとは思わなかった。
新元号は「令和」、5月1日施行 出典は「万葉集」、日本の古典初 (共同通信) – https://t.co/cLWRKgYMl2— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2019年4月1日
なかでも、佐々木俊尚氏の「リセット感が半端ない」と述べた投稿は、田端信太郎氏、加藤順彦氏らも相次いでリツイート。投稿から17時間で18,000の「いいね」を集める大反響となった。
昨日までは改元と言われても実感なく、元号なんてもう要らないんでは…と思ってた。なのに令和という新元号を聞いた瞬間のリセット感が半端ない。「これから新しい時代が始まるんだ!」という。昔からこうやって改元して時代の空気を革めてきたのですねえ。
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2019年4月1日
佐々木氏は同じようにリセット感に共鳴するフォロワーたちのツイートを紹介しながら、昭和から平成に入る時との違いを比較して、この興奮度を総括していた。
昭和の終わりはバブルの真っ最中で「まだ終わらないで!ずっと続いて!」感があったのだけど、平成の30年はやっぱりつらかった。早く次の時代が来てほしいという期待がこのリセット感に表出してるのかもしれません。 https://t.co/BH2XlcBinh
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2019年4月1日
アゴラの池田信夫のような元号廃止論者もいるように、西暦との使い分けが煩雑になることを嫌う人、あるいは日頃から西暦をもっぱら使って元号をそもそも意識しない人は若い世代を中心に多いように思える。しかし、今回の改元を機に世界でも日本だけが採用し続けている元号の社会的な意味を見直す人が増えるかもしれない。