地方の首長選は、国政政党の色はあまり持ち込まない方がいい

党勢拡大の使命を帯びておられる方々はとかくご自分の所属政党や推薦政党の名前を出したくなるのだろうが、有権者の圧倒的多数はいわゆる無党派層だと思われるので、広範な層から支持を得たい方は大体は無所属を標榜されるのではないだろうか。

ぱくたそ:編集部

国会議員を選ぶ国政選挙の場合は、国会議員の中から内閣総理大臣を選ぶ議院内閣制だから所属政党を隠したり、曖昧にしたままでは有権者の方々が困ってしまうだろうが、地方の首長を選ぶ場合はいわゆる大統領選挙だから、一党一派に偏しているような印象を持たれてしまうような候補者は基本的に敬遠されるはずだ。

もっとも、大阪の場合は別で、大阪に限っては維新の看板は実に大きかったようである。それだけ橋下氏や維新の功績が大きかったということだろう。

さて、東京ではどうなるだろうか。

そろそろ来年の東京都知事選挙のことが気になってきた。

自民党東京都連の方では独自の候補者を擁立すべく水面下で動いている、との話だが、まあ、止めておかれた方がいい。
小池さんは、現時点ではどの国政政党の色も付いていないはずだから、自民党もそっとしておいた方がいいはずである。

お節介ながら….。

今一つ盛り上がりそうにない選挙戦を盛り上げてくれるアゴラに感謝

新聞休刊日のせいもあるだろうが、新聞を読んでいるだけでは選挙が盛り上がっている雰囲気は伝わってこない。

フェイスブックで候補者との繋がりがある方は、フェイスブックを見ているとそれなりに候補者の活動ぶりが伝わってくるだろうから、それなりに選挙が盛り上がっているように思われるかも知れないが、外に出てみると実際にはそれほど盛り上がっていない。

投票率はそれほど上がりそうにないな、というのが街を歩いてきた率直な感想である。

しかし、スマートフォンやSNSが普及してきたお蔭で、様々なニュースをスマートフォンで読んでおられる方にはそれなりの選挙情報が届いているはずだ。

選挙に関するニュースを読んでおられる方のどのくらいの割合の人が実際に投票所に足を運ばれるか分からないが、少なくともそういう方々には選挙は結構身近な存在になっているはずだ。

様々なまとめサイトがあるが、政治関連、選挙関連で役に立ちそうな情報を掲載しているのが、アゴラである。
アゴラのお蔭で私も音喜多氏の発信内容が確認できた。

音喜多氏の選挙戦がそれなりに奏功した時の最大の功労者はアゴラだ、なんていうことになるかならないか。

4月21日が今から楽しみである。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年4月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。