こんにちは、東京都議会議員(町田市選出)おくざわ高広です。
長かった統一地方選挙も明日が投票日となりました。連日大きな音で大変失礼しました。ご協力いただきました皆さまに対し、まず心から感謝申し上げる次第です。
さて、今日お伝えしたいのは、政治なんて、、、という人ほど選挙に行ってほしいというお話です。
あなたが興味がないと言っている今日も組織力のある候補者からは、お願い電話がバンバンかかっていました。今を変えたくない、もっと自分の利益を上げたいと既得権益にしがみついている人ほど、必死になって活動しています。お願いされたら嫌とは言えないのが日本人。どの政党か、どんな考えかも知らずに、お隣さんから頼まれて名前だけ書きにいく方とも出会いました。そう、あなたが知らないだけなのです。
さて、ここからは選挙に行かない理由ベスト3に沿って、私の考えを。なお、こちらは特定の候補者を応援するものではないので、明日の投票日でもシェア・リツイート可能です。
選挙に行かない理由①
「選挙に行っても何も変わらない」
変わらないと決めつけて、誰にも投票しないこと自体が、変えたくない勢力(既得権益者)の当選確率を高めていることを知っていただきたいです。選挙において「寝た子を起こすな」という言葉を使う方々がいます。つまり、争点ができてしまい、普段は投票に行かない層が投票に行くと、結果が変わることをよく表した言葉であり、実際に投票率が下がることを願っている陣営を見たこともあります。
また、先日の相模原市議選においては、得票数が同数となりくじ引きが行われるなど、各地で数票差を争う選挙となっています。そもそも、区市町村議会議員選挙の当選ラインは、有権者数の1%〜2%に落ち着くことがほとんどです。政治家なんて嫌いだというなら、それこそ投票に行くべきです。あなたが投票に行かないことで、組織票をがっちり固めた政治屋(せいじや)が当選し、想いに溢れ、政策に通じた政治家(せいじか)が落選するとしても、あなたは投票に行かないのでしょうか…
選挙に行かない理由②
「忙しい、めんどくさい」
人生100年時代とするならば、あなたは52,560,000分という膨大な時間を過ごすことになります。その中で、選挙ポスターと選挙公報に目を通して投票所に足を運ぶ、たった30分。たった30分、政治や社会に目を向けても無駄にはならないはず。
かくいう私も、以前は全く政治に興味のなかったのですが、いま社会で何が起きてるのか知ることに繋がり、思ったよりも学び多き時間になります。ビジネスのアイディアも転がってるかも。
選挙に行かない理由③
「誰に投票すればいいのか分からない」
分からなくもない話であり、そもそも政治との接点が少な過ぎることが根本的な原因とも考えます。ただ、本当に誰にも何一つ共感しないのかなというのが率直なところ。何十人という候補者がいる中で、選挙公報やポスターに目を通すだけでも、共感できるワードはあるはず。まずは、その候補者に投票することから始めてみませんか。
最後に!
投票に行きたくても行くことができない人が沢山いることをこの選挙を通じて痛感しました。例えば、都議選時のデータですが、1370万都民のうち投票権を持たない人は約250万人(14.7%)います。彼らの想いを誰が代弁するのか、といえば私たち大人です。
政治が結果を出すには長い時間が必要で、目に見える結果を大多数の方が感じるには10年ほどの時間を要するものです。今、投票に行く必要がないと考えているあなた!10年後も同じことが言えるのかどうか、今一度考え直してください!
とにかく!
まずは投票しよう。
話はそれからだ。
編集部より:この記事は、東京都議会議員、奥澤高広氏(町田市選出、無所属・東京みらい)のブログ2019年4月20日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおくざわ高広 公式ブログ『「聴く」から始まる「東京大改革」』をご覧ください。