「他責」と「言い訳」からは幸せは生まれない

幸せになれない人を見ていると、共通する思考があることに気がつきます。

それは、悪いことが起こると他責にし、自分を正当化するために言い訳ばかりしていることです。

まず、何でも他責にする人には幸福はやってきません。なぜなら現実を自分の都合の良いようにしか認識していない自分勝手な人だからです。

(写真AC:編集部)

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何か問題が起きると人のせいにし、自分が悪くないと正当化する。何でも他人や環境のせいにしてしまう「他責」の人には、自分が批判している人や環境を選択しているのは、自分であるということが見えていません。

他責にする前に、まず自分に問題は無かったかと、自責を考えるべきなのに、自分を棚に上げてしまう。

そもそも人のせいにしたところえ、問題は何も解決しません。過去と他人は変えることができず、変えられるのは自分と未来だけだからです。

また、言い訳ばかりしている人も、自分の状況を正当化しているだけです。そこからポジティブな流れは生まれませんから、明るい未来はやってきません。

例えば、資産運用セミナーに参加しているのに「まだよくわかっていないから」「忙しくて時間がないから」「家族に反対されているから」などと理由を探し、いつまでたっても始めない人がいます。

やるかやらないかは本人の自由ですが、言い訳ばかりしているなら、そもそもセミナーになど参加しなければ良いのです。周りにネガティブな空気をまき散らし、前向きになって参加している他の参加者にマイナスの影響を与えてしまいます。

他責や言い訳ばかりで生きている人とは、あまり関わらないようにしています。そんな話を聞いても、まったく楽しくないからです。

失敗を恐れず、結果を自己責任で受け入れ、現状に対して言い訳をしない人。そんな魅力的な人とのお付き合いを深めていきたいと思っています。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年4月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。