サウジアラビアは14日、国内を東西に横切る重要な石油関連施設(原油パイプラインのポンプ場2か所)が無人機を使った攻撃を受け、火災や損傷が出たことを明らかにした。これについてイランの支援を受けるイエメンの反政府勢力フーシ派が、無人機7機を使った攻撃が成功したと主張する声明を発表している(NHKニュース)。
サウジアラビアは14日、国内を東西に走る原油パイプラインが無人機による攻撃を受けたと発表しました。これについてイランの支… https://t.co/ll9IcCRKZy
自衛隊や米軍基地周辺でドローン飛ばせるようにしろと言ってた方々、こういう危険があるの分かってないんだろうなぁ。
— 吉良青劉 (@redcrab_library) 2019年5月14日
この「サウジ重要施設に無人機攻撃」報道を受けて、ネット上では、ある国会議員の名前を口にする人が相次いだ。
蓮舫さんにドローンの怖さを教えたれ。
なんですかこれは、ドローン攻撃と言わないのは、あれですか、蓮舫さんやみずほさんに忖度してるんですか
現実にドローンが特定のモノに対する物理攻撃やテロに使用される案件。
立憲民主党さん、蓮舫さん、これでも基地の上にドローンを飛ばせるべきだと思いますか?
蓮舫議員は、米軍基地でも日本のどこでもドローンで爆撃出来るように頑張ってるという事でやっぱりOK?
立憲民主党の蓮舫議員は10日、自衛隊の基地周辺等に報道目的限定にしてドローンを飛ばせるようにする案をツイッターで明らかにしたが、
対案をまとめました。
小型無人機ドローンによる自衛隊や在日米軍基地上空の飛行禁止を盛り込んだドローン規制法改正案に対し、国民の知る権利、報道の自由を鑑み、報道目的の場合は原則、防衛関係施設上空の飛行を認める内容です。政府案はこちらです。https://t.co/E1vmtFlg0F
— 蓮舫・立憲民主党(りっけん) (@renho_sha) 2019年5月10日
これには「軍事機密に抵触」「航空機の邪魔」「米国でこんなことを言えば捜査対象」などの批判が集まり、炎上していた。
最近、最も不可解なことは、立憲の蓮舫議員が自衛隊基地や在日米軍基地上空のドローン飛行禁止法案に対し、「報道目的の場合は、飛行を認める」とする対案を用意したこと。防衛秘密や軍事機密に抵触するだけでなく、航空機の邪魔。米国でこんなことを言えば、ほぼ間違いなく捜査対象になるだろう。
— 加藤清隆(政治評論家) (@jda1BekUDve1ccx) 2019年5月12日
蓮舫氏としては上記対案をもって、「国民の知る権利」「報道の自由」などの点から政府を批判する意図もあったと思われるが、それから一週間も経たないうちにサウジから無人機を使った空襲の報道が入った。蓮舫氏や立憲民主党は、こうした脅威への対応と防衛施設上空の飛行許可との間にどう整合性を図るのか。今後の発言が注目される。