来日中のフィギュアスケート女子平昌五輪銀メダリスト、エフゲニア・メドベージェワ選手が、「日本から出て行け!」と英語で書かれた手紙を送りつけられていたことが波紋を呼んでいる。
メドベージェワ選手と同じアイスショーに出演している元アメリカ五輪代表のジョニー・ウィアーさんが8日、ツイッター(英語)で暴露して発覚した。
ウィアーさんはツイッターで「私たちスケーターの一人にファンを名乗る人から受け取った手紙だ」と、現物写真をアップ。手紙では
悪魔よ
日本から出て行け!
日本でお前の顔を見たいヤツなどいない!
ロシアに帰れ!
などと激しい排斥的な文言で中傷している。ウィアーさんはツイッターで、
長年選手生活を送ってきた者として、私はこのような行動を受け入れないし、私は仲間へのいじめを許容しない。あなたは全ての選手のファンにはなる必要はないが、選手全員のことは尊重しなければいけない。この世からあなたの憎しみは取り除くべきだ。
などと差出人を戒めるメッセージを投稿した。メドベージェワ選手の名前こそ出していなかったが、本人がインスタグラムのストーリー機能で
サポートと優しい言葉をありがとう。私は全然気にしてないわ。この手紙は私を傷つけるものではなかった。
などと述べたことで特定された(邦訳はデイリースポーツより)。
手紙をアップしたウィアーさんのツイートには日本国内からも英語や日本語で返信が多数相次ぎ、
私は彼女をとても応援してます ほんの一部のおかしな人のこんな言葉は信じないでほしい 嫌な思いをさせてしまって同じ日本人として謝りたい
もらった子がどんな辛い思いをしているかと思うと泣けてきます。
などと心無い手紙に怒りや悲しみが示された。
また、ネット上には政治に絡めて論じる人も散見され、
ガチのスケートファンは国籍関係無く公平に楽しんでるはずだろうけど。「旗」しか見てないのもいるんだろな。
と嘆く人や、
これは丸山議員の件の影響が悪い方向に出たの?
と、北方領土訪問中に「戦争」に言及した丸山穂高衆議院議員の問題との関連を取りざたする人もいた。