『繊細な大雑把のO型』に対する介護のルール

よくケアの仕方にルールを求める介助者がいます。しかし私は『繊細な大雑把のO型』なので、自分のこだわり以外はどうでもいいのです(^ ^)

例えば歯磨きです。上からでも下からでも、中からでも外からでも、私にとっては大差ありません。結果、磨き残しがなければそれで良いです。

例えば、薬を溶かす水の量です。私はヘルパーさんに「あなたが薬を飲むときに、わざわざ水の量を測ります?それと同じです。適当でいいです。」と伝えたことがあります。

我々障害者は機械ではなく人間です。体調も機嫌も日々変化します。介助者の皆様には、柔軟なケアをお願いしたいと思います(^ ^)

一方で、いわゆる『家庭のルール』はしっかりと守っていただきたいです。独居でない限り、患者には家族という共同生活者がいます。それぞれの家庭には、台所のルール、洗濯のルール、ゴミ捨てのルールなど様々なルールがあります。

いくら患者へのケアが完璧でも、その結果台所をぐちゃぐちゃにされたら、家族はたまりません。これが訪問の難しさです。訪問先は病院でも施設でもなく、あくまで『他人の家』なのです。

患者へのケアと同じくらい、家族への配慮は大切だと、サービス業にずっと身を置く私としては思います(^ ^)

全国の訪問介助者の皆様、その辺のことよろしくお願い致します!

恩田 聖敬


この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ前社長)のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2019年6月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。