あすから大阪で2日間の日程で日本初開催となる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)。日本の安倍首相は26日に来日したフランスのマクロン大統領と早々と会談するなど、ホスト国としての対応に余念がないが、関係が冷え込みまくっている韓国については、文在寅大統領との首脳会談は見送りになる方向だ。
菅官房長官はこの日の記者会見で、「現時点では何も決まっていない。非常に時間が限られており、そういう中で総合的に判断したい」と含みを持たすような発言をしたが(産経新聞)、韓国側は政府高官が25日の段階で記者団に対し、首脳会談は開かれないと述べたとされる。
ところが、産経新聞によると、高官はこの期に及んでも「いつでも会える」と未練タラタラに語ったという。この産経記事はツイッターで流れ始めると、ネットでは、右派の人たちを中心に
だって、会って話をしたって、「解決済みの問題をもう一度解決するために金を出せ」という謎の提案をされるだけだし、何か約束したところで、次の大統領に代わって今の大統領が刑務所に入ったら、これまでの決め事は全部反故になるし、会う意味ないよね。
と「正論」でズバリ指摘する声や、
実質、何の外交上の努力もしていない。韓国国民に対するパフォーマンスですね。
相手にされてないのに準備してると主張するあたりが、嫌われる原因やで(笑)
と魂胆を見抜く意見が続出。しまいには、オリンピック招致の際に流行語になった「お・も・て・な・し」に引っ掛け、
お、こ、と、わ、り
と一言だけツイートする人も。
石平太郎氏もツイッターで「『準備ができている』と言っても、それは所詮、いかにして日本騙すか強請るかの準備であろう。相手にする必要は全くないのである」と韓国の意向を突っぱねる意見を示した。
「準備ができている」と言っても、それは所詮、いかにして日本騙すか強請るかの準備であろう。相手にする必要は全くないのである。 https://t.co/bDTV1pWpWw @Sankei_newsさんから
— 石平太郎 (@liyonyon) 2019年6月25日
また、日本経済新聞の前ソウル支局長、峯岸博・編集委員兼論説委員もツイッターで「青瓦台は今日まで徴用工問題で無言を貫きました。トップの指示がなければ現場は身動きがとれません」と述べ、文大統領が本気で日韓関係の修復に動こうとしていないのではという見方を示した。
青瓦台は今日まで徴用工問題で無言を貫きました。トップの指示がなければ現場は身動きがとれません。 https://t.co/8xdwxe8DSy
— 峯岸博(日本経済新聞) (@minegishinikkei) 2019年6月25日
果たして急転直下、会談が行われる可能性はあるのか。あるいは安倍首相と文大統領の「立ち話」くらいのシーンは見られるのか。しかしネットでは
立ち話すら時間の無駄。
とバッサリ突き放す意見も見られた。G20では、貿易戦争がエスカレートする一方の米中両首脳の会談も行われるが、アゴラで岡本裕明氏が指摘するように、全体会合だけでなく個別会談の動きについても目が離せない。