お金に余裕がある人が他人に優しい理由

こんにちは!黒坂岳央(くろさかたけを)です。
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「人生に必要なものとは?」という問いに対して、「愛と勇気とサム・マネー」と答えたのは、あの喜劇王チャールズ・チャップリンです。この言葉は本当にその通りだと感じます。世の中はお金が全てではないと思います。お金の力で「不便・不満」を解消できても、幸せそのものを買うことはできません。チャップリンのいう、「サムマネー」とは「必要なだけのお金」という意味で、使いもしないお金だけが10億円も100億円あってもその事実が人生を変えることはありません。

億万長者の慈善活動家として知られるビル・ゲイツ氏(European Parliament/flickr:編集部)

「お金が全てではない」というのは真実であっても、「お金は必要なだけなくてはならない」ということもまた真実に感じます。いつもどおりTwitterでつぶやいておきましょう。

人への優しさにはサムマネーが必要

ビジネスをしていると、不特定多数の人と関わりを持つことになります。そんな時、販売者側にお金がある、ないで顧客への優しさもまた変わってくるのです。

私はデジタルコンテンツを販売しているのですが、先日「購入を迷っている。こういう状況だが、すぐに買ったほうが良いか?」という質問を受けました。話を聞いた私は、その人は必ずしもコンテンツを購入することが最善手ではないと感じたのでそれをそのままお伝えしました。すると、相手は「普通、このような時は今すぐ買うべきだと返ってくる事が多いので、売り込みがなかったことが嬉しかった!」と喜んでいただき、結果的に他のもっと高額な商品を購入してくださったのです。

「オレはお金持ちだぞ」と上から目線で低俗な自慢をしているのではなく、心持ちの事例の一つとしてお話をさせて頂くならば、その対応ができたのは、今の私にサムマネーがあるからと考えています。もしも、今この瞬間にお金に困っていたら、私も商品の購入を勧めなかった保証はありません。

人に対して誠実さ、優しさもサムマネーが生み出してくれるのです。

真面目な人も急に悪人になる

夏目漱石は次のように、示唆に富んだ言葉を現在に生きる私達に残してくれました。

平生はみんな善人なんです。少なくともみんな普通の人間なんです。それが、いざという間際に、急に悪人に変わるんだから恐ろしいのです。だから油断ができないのです。

引用元:夏目漱石「こころ」

よく、事件が起こった時に「まさかあの人が!」という近所の人のコメントが聞かれますが、これこそまさに夏目漱石のいう「人は急に悪人になる」ということではないでしょうか。

私は性善説を信じています。生まれながらに大悪党なぞ、この世に一人もいないと思っています。しかし、生きていく上で大きなストレスと不便を感じるような生活をしていると、瞬間的に「善人が悪人になる」という事が起きるのです。そうした人を善人のまま留めるのは、「サムマネー」しかないと思うのです。世の中は資本主義で、生きていくだけでお金がかかる世界にいるわけですから、サムマネーを得る手段は確保しておく必要があるのです。

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。