50万円以上「人体実験」してわかった究極のクレジットカード選択術

クレジットカードをどうやって選ぶか。その選択基準は、年会費や会員メリットの変化によって刻々と変わっていきます。

資産運用と同様に、クレジットカードの利用方法に関しても「人体実験」を通じて体験したことをインナーサークルでシェアしています。クレジットカードの会費だけで、年間50万円以上かけて自分で使ってみてわかったことがたくさんありました。

そもそも、クレジットカードを利用するメリットとは、現金を持ち歩かなくて良いことにありますが、追加のメリットとしてポイントの還元があります。利用金額にもよりますが、利便性が高い上に、経済的なメリットがあるのですから使わない手はありません。

後者の経済的メリットに関しては、航空会社のマイルに変換して利用するのが最も還元率が高くなります(旅行をすることが前提ですが)。

したがって、ポイントの付与率だけではなく、クレジットカードのポイントをどの程度航空会社のマイルと交換可能かをチェックする必要があるのです。

最近は、年間の交換ポイント数に制限をつける航空会社も出てきました。また航空会社によってはポイント交換の対象にならないカードもあります。そういったルールの改訂も考慮して考えていかなければなりません。

昨年、キャンペーンの特典目的なども含め、10枚以上大量に発行したクレジットカードですが、利用方法が一通りわかり、そろそろ集約させようと思っています。どのカードを利用し、どのカードを解約すべきか。これはライフスタイルによっても変わってきます。

私のように納税手続きも含め、クレジットカードの利用が年間数千万円に達する場合、カードの選択でメリットが大きく変わってきます。

自分の人体実験だけではなく、最近はクレジットカードコンサルタントからも情報を集めるようにしています。

クレジットカードのポイントや航空会社のマイルの交換比率は、為替の両替レートと同じです。有利な両替ができれば、同じ利用金額でもメリットが大きくなります。

そしてその交換比率には、大きな「歪み」が存在します。だから、時間とコストをかけて情報を集める価値があるのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年7月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。