これからの資産防衛は「3つの方法」しかない

昨日、東京・大手町で開催された第10回世界の資産運用フェア。過去最高の約600名の来場者がありました。

当日のゲストのお一人は、藤巻健史さんでした。

私とのパネルディスカッション(写真)と合わせて60分に渡り、日銀の金融政策、日本の財政問題、そして仮想通貨に関して語っていただきました。

藤巻さんの将来の見通しは、私より更に悲観的なものでしたが、方向性は完全に一致していました。そして、そんな将来に対して、今からやっておくべき対策も、私と全く同じでした。

対策1.円でお金を借りる
インフレのリスクをヘッジするには、「国と同じポジション」を取ることです。お金を借りて実物資産を保有できるのは、国内不動産が中心になります。

対策2.外貨資産を持つ
円の信認が低下すれば、円安になります。円安になる前に外貨資産を一定比率保有しておくことで、円安リスクのヘッジになります。

対策3.仮想通貨を持つ
円以外の通貨に対する信認も低下していった場合、あるいは「預金封鎖」「外貨交換制限」といった最悪の事態になった場合、逃避手段になるのは、仮想通貨です。

円高でインフレの気配のない日本で、最悪の展開を予想するのは的外れなことと思われるかもしれません。

しかし、問題はこのような状態がもし発生したら、その時に対応しようと思っても間に合わないということです。それは、地震が起こってから、防災対策を取っても遅いのと同じです。地震の避難訓練をするのなら、「インフレの避難訓練」「円安の避難訓練」も今からやっておくべきではないでしょうか。

理屈はわかったとして、具体的にどうやって準備すれば良いのか。それは、9月15日の資産デザイン研究所のセミナーで学んでください。

フェアで資産運用の勉強をいくらしても、実践しなければ、お金の不安はいつまで経っても解決できません。

■ 毎週金曜日夕方に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。

■ 「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計19万部となった「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年9月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。