菅さんはあくまで担ぐ人、自分が担がれたら担ぐ人を探すのが大変

(プレジデントオンライン)次の首相の最有力が「令和おじさん」である根拠 内閣改造で「隠れ菅派」が大増殖

政府インターネットテレビより:編集部

最近菅官房長官の人気が急上昇しているようだが、菅さんを次期自民党総裁・総理だ、などと囃し立てるのは止めた方がいいだろう。

官房長官だからこそ活きる力というものがある。

菅さんの調整力は大したものだと思うが、自民党の総裁・総理に担ぎ上げられてしまったら、菅さんを担ぎ上げる人を探すのに難渋しそうだ。

総理の脇にいて、一歩退いて周りの状況をよく見極めて大事な物事の決断をする、くらいが丁度いいのではなかろうか。

菅さんは自ら総理大臣になろうという希望は殆ど持っておられないのではないか。
いわゆる野望の人のようなギラギラしたものは、今までの菅さんからは感じられない。

役に立つ人だが、自ら人の先に立つような人ではなさそうだ。
自分の分を十分に弁えている人のようだから、安倍総理も菅さんを重用し続けているのだと思う。

神輿は、担ぐ人と担がれる人、さらには周りで囃し立てる人があって初めて神輿らしくなる。
菅さんは、そっとしてあげるのがいい。

大分男を下げてしまったような印象が付着してしまったが、自民党の次期総裁の本命は岸田さんだろう。

勿論、なるべく早く自民党の幹事長になるのが必須条件だが…。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年9月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。