誰でもネットで簡単に情報発信ができるようになり、自分の意見を世の中に広げられるようになりました。
それ自体は、悪いことではありません。しかし、その弊害として、マナーや常識をわきまえない人たちが増えています。例えば、こんな人たちです。
ストーカーおじさん
ネット上でストーカーのように頻繁にコメントを書いて、相手から気味悪がられるパターンです。例えば、お気に入りの女子が写真をアップすると「今日も美しい」「素敵ですね」と、コメントを続けるパターン。この手の感情表現はリアルな世界では、プライベートにするのが常識ですが、ネット上になると、急に大胆に世界中に自分の感情を素直に表現できてしまう、ある意味純真なおじさんです。
クレーマーおじさん
コメント欄に、字が間違っている、事実は違うなどと、何かとネガティブな発言を執拗に繰り返す人。何か気に入らないことがあるのでしょうが、だったら読まなければいいだけの話です。いわゆる「アンチなファン」という熱狂的なファンの人なのかもしれません。
かまってチャンおじさん
本来のトピックとは関係なく、自分の経験談を自慢気にコメントする人がいます。「私がニューヨークにいた時は・・・」「私が乗ったファーストクラスでは・・・」といった感じで、何でも自分の過去の武勇伝に結び付けてきます。自己承認欲求の強い人たちです。
このような人たちを「イタいおじさん」と書いたのは、私と同じ世代の人にこの手の人が多いように感じるからです。
その背景には、50代、60代になると、リアルの世界で、リスペクトされることが減り、自己承認欲求が満たされなくなってくることによるストレスがあると推測します。しかし、リアルな世界で相手にされなくなると、ネットの世界でマナーをわきまえず周りの人を不愉快にするのは、見苦しいものです。
この手の人たちの最大の問題は、やっている人たちに自覚症状が無いことです。親切に教えてあげても、逆切れ。コメントを削除しても、また書いてきます。相手にすればするほど、エスカレートするだけですから、対策としてはスルーするしかありません。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年10月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。