第48回総選挙は16日で7日目、合計12日間で行われています。
ということはもう後半戦、昨日一昨日は土日、weekendで、週末の特に日曜日は期間中1回しかありませんのでもう昨日は全力を使い果たして今日はヘロヘロになっている候補者が多いでしょう。
大忙しだったのは実はマスコミもで、選挙戦1週目の後半、金土そして日曜日は世論調査を行って選挙戦のおおよその行方を報道します。
新聞各紙は集めたそのデータを月曜日に分析して、翌火曜日や翌々の水曜日に結果を報道することが多いですが、毎日新聞だけは先行してこのよう報じました。
毎日の記事によりますとまず連立与党側は自民党が公示前は284議席でしたがこれを超えて300議席を上回るのではという見込みで、公明党は公示前35議席を下回りそうということです。
自公連立で解散・公示前は3分の2を超えていましたが今回もほぼ確実という見込みです。
民進党の現職議員が分かれていった希望の党は公示前は57議席、それが40議席台から50台前半ということでいずれにしても下回りそうで、片やもう一つの立憲民主党は公示前の15議席が3倍の45議席くらいではないかという予想です。
ということは分裂前の民進党は96議席ありましたが無所属で当選する人たちを含めてこの96を上回るか下回るかまだよくそこは見えません。
ちなみに共産党は公示前21議席でしたけれどもこれを下回るという見込みです。
ただしまだ4割ぐらいの人が投票先を決めていないということですし、またこのような世論調査が出ることによってアナウンス効果というのもあります。
すなわち「であれば俺はこっちにしよう」などの投票行動も出てくるので、まだまだは終わってみないとわかりません。
さて全体ではこのような感じのようですけれども、読者の皆さまそれぞれの小選挙区はどうなってるか?
その見方をお教えします。
新聞では小選挙区ごと・候補者ごとの数字は出てきませんが、実は書いてある文章を読むとほぼわかります。
例えば「独走」や「盤石」と書いてある場合はこれは当選確実です。
そして「安定」とか「広く浸透」と書いてある場合は20ポイント以上差がついてるケースです。
さらには「優位」とか「先行」と書いてある場合は10ポイント台の差があり、そして「やや先行」とか「一歩リード」という場合はひと桁のリードと考えればいいでしょう。
そして一番おもしろいのが例えば「横一線」とか「接戦」「伯仲互角」と書いてあるケースで、これは実は書いてある名前の順でリードしているというケースが多いです。
これが新聞の選挙報道の読み方で読者の皆さまには参考にしていただいて構いませんが、「もう大丈夫だ」とかあるいは「もう逆転はない」ということで投票に行かないということはなしで、必ず行ってください。
編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2019年10月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。