着々と支持者を増やしているのではないかしら、れいわ新選組の山本太郎氏
マスコミが殆ど取り上げないので、新聞やテレビで政治関係のニュースを見ておられる方々にはれいわ新選組の山本太郎氏が現在どんな活動を展開しているか殆どお分かりにならないだろう。
選挙には出ていないからN国党の立花氏のようには表のニュースには出ないが、SNSで見る限り山本太郎氏は結構的確な政治活動を全国各地で展開しているようだ。
聴衆への感銘力の点では、目下のところ山本太郎氏が立花氏の一歩先を歩んでいるようである。
着実に支持者を増やしている。
選挙の本番を迎えたら一気に燃え上がりそうな雰囲気を漂わせている。
特に、国民民主党の支持者層への広がりが大きそうである。
国民民主党の中で最近物議を醸している原口一博氏の集会にも顔を出して一席ぶって聴衆を感激させ、さらに近日中に件の森ゆうこ氏の集会にも顔を出す運びとなっているようだから、の国民民主党支持者層への山本太郎氏の影響力が日々大きくなっていることが窺われる。
これから先どういうことになるのか分からないが、山本太郎氏の動きには大いに注目した方がよさそうである。
現に一丸の会は、山本太郎氏と行動を共にしそうな状況にある、と聞いている。
さて、枝野氏は山本太郎氏の侵食を防ぎきれるかな
枝野氏としては立憲主導で野党統一会派構想を進めたいはずだが、既に野党統一会派構想にはあちらこちらで破れ目が見えてきている。
国民民主党は玉木さんの言うことも聞こうとしそうにないじゃじゃ馬みたいな人が暴れ回っており、立憲民主党の枝野氏がいくら牽制球を投げてもおいそれと枝野氏の意向に沿うような行動をしそうにない。
当分選挙がない参議院議員は、解散風に脅えている衆議院議員の言うことを黙って聞くはずがない。
枝野氏が影響力を行使できるのは、あくまで野党間の候補者調整や選挙協力に儚い期待を寄せているいわゆる選挙に弱い人たちだけで、野党間の候補者調整や選挙協力に対してそう期待しないでもいい人たちの行動を縛ることなど出来るはずもない。
野党系で勢いがあるのは、紛れもなくれいわ新選組の山本太郎氏だから、立憲民主党系の候補者であろうと国民民主党系の候補者であろうと、はたまた純粋無所属の候補者であろうと、山本太郎氏との連携強化に走るのは必然である。
締め付けても無駄なことは、止めるのが賢明である。
お節介ながら。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年10月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。