「山場」を作るなら、臨時国会を延長することですね

この臨時国会でせめて国民投票法の改正ぐらいはやってもらいたいものだと思っていたが、どうやら現在決まっている臨時国会の会期中には終わりにならないようである。

写真ACより:編集部

自民党の中では既にこの臨時国会での国民投票法の改正は出来なくても仕方がないかな、という一種の諦めムードが広がっているように聞いているが、実に情けない。

多少の抵抗はあるだろうが、やはりやると言ったらしっかりやり切ることである。

審議日数が足りなくなっているのであれば、臨時国会の会期を延長すればいいだけの話である。

国会を早く閉じれば、それだけ野党から追及されなくて済む、などという消極的な姿勢を続けていれば、いずれは大方の国民から失望されることになる。
目下は、野党に対する失望の度合いの方が大きそうだが、どこでどう変わるか分からないのが永田町の政治である。

懸案事項は、増える一方である。

与野党共に、国会から逃げてはならない。
国民投票法の改正もしないで漫然と臨時国会の閉会を迎えることになれば、与野党共に国民から逃げた、という風に映るだろう。

逃げるなー、とあえて申し上げておきたい。
まあ、延長すれば、それなりに国会は紛糾するだろうが…。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年11月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。